久しぶりに“こいこい”がやりたくなった、大石天狗堂の復刻地方札“金時花”。

  • 2024.01.15

購買意欲旺盛に最新アイテムを買いまくるLightning編集部員が、これぞ! と思っておすすめするアイテムを紹介。今回は「年齢を重ねるほど一年が早く感じるのはなぜ? 一説には人生にトキメキが無くなったから早く感じるのだそう……。やっぱ人生にはトキメキが必要なんだよ!」というライトニング編集部のミリタリー&ストリート担当・ADちゃんが学生時代によく遊んだという花札を紹介!

大石天狗堂の復刻地方札“金時花”

日本の特定地方で独自に発展した花札は「地方札」と呼ばれている。この復刻地方札「金時花」を手がけるのは、江戸時代の1800年(寛政12年)に創業した、京都の老舗かるた製造卸販売を行う大石天狗堂。現在の花札と似て非なる絵札のラフな意匠に注目。4180円

年末に私の母校である文化服装学院の仲間たちと一緒に忘年会を開催した。もう28年の付き合いとなる仲間たちは皆よい歳の取り方をしていて、顔を合わせればすぐに当時の自分たちに戻れる。そんな青春時代を共に過ごした仲間たちとよく遊んでいたのが、なぜか花札だった。校舎の溜まり場に各々が自由に集まり「こいこい」をよく遊んでいた。

その時は花札のデザインに対して特に思うことはなかったが、歳を重ね、昔遊んだときのことを懐かしく思うと、花札の意匠にグッときてしまう。花札は一組み48枚で構成され、1年を12カ月に分けて、各月ごとに4枚の花鳥風月(自然の美しい景色)が描かれている。

また日本に地域によって花札のデザインが異なるそうで、今回手に入れたのは四国徳島地方で使われていた地方札の復刻品で、金太郎の鬼札(ジョーカーのようなもの)が入っていることから“金時花”と呼ばれている。現在の花札とよく似ているが、絵札に月の数字が書かれているのが特徴だ。これだと初心者も各月の絵柄を覚えやすいかもね。なので年末年始は花札に勤しもうかと思ってます。

1月から12月までの花鳥風月を描いた花札。遊ぶだけじゃなく、額装して飾ってもいい雰囲気になりそうだ
「金時花」は金太郎の鬼札が付属するので1組み49枚の構成。どんな絵札でも喰うことのできる万能札として使える
花札は裏貼り仕上げ。裏貼りは水分を含んだ糊を使用する為、貼る時は伸びた状態だが乾燥する縮むため反った形状となる
普通の花札と比べてパッケージは桐箱入りとなっているのでちょっと嬉しい。湿気を嫌う花札にちょうどいい!

【DATA】
大石天狗堂
TEL075-603-8688
https://www.tengudo.jp/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)

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