コントローラーなしで手軽に遊べる進化系ドローン。
一時期ほどの勢いはないにせよ、今だホビー界隈ではドローン系のトイが人気。撮影用の本格的なドローンとなると非常に高額だが、屋内用のミニドローンなら数千円で購入することができる。安価だが、ジャイロセンサーや自動ホバリング機能、そしてカメラも搭載されているなど、手軽にドローンを楽しめるのが特徴だ。
ここで紹介するフライングボールもいわばドローンの一種。といっても、普段目にするドローンとはちょっと形が異なっている。そして、最大の特徴が機体を操作するコントローラーが存在しないこと。機体を上空へ放るとホバリングを開始。ボールを投げる角度でブーメランのように元の場所へ戻ってくるなど、コツをつかめば飛行経路を変えることができる。外装は柔らかくて耐久性のあるポリプロピレンを使用しているため、たとえ物にぶつかっても壊れることはない。
派手なLEDライトによるアニメーションの演出も楽しい。そのため電池が切れるまで何度も飛ばしてしまうほどだ。なお充電時間は25分で約8~10分、飛ばすことが可能である。
もうひとつが円盤型のYC‒003。こちらは機体に5つのセンサーを装備し、障害物を感知して衝突を回避する。部屋の中を自動で移動する姿は、まさに未確認飛行物体そのものだ。
フライングボール
派手なLEDの発光が特徴のボール型ドローン。ボールを投げる角度によって、ブーメランのように元の場所に戻ってきたりと、コツをつかめば様々な遊び方ができる。2870円(amazon購入時の価格)
付属のUSB 式のチャージャーで充電したら、本体上部にある電源スイッチを入れる。写真のようにボールをシャカシャカと2回ほど振るとホバリングを開始。あとはボールを軽く投げれば自動飛行をスタート!
YC-003
円盤型の機体に高精度のセンサーを5つ装備し、障害物に近づくと自動的に進行方向を変更する。また飛行速度も2段階に変更することが可能だ。2999円(amazon購入時の価格)
機体底面にある電源スイッチをONにすればフライトの準備はOK。手のひらに機体を乗せて、軽く上に動かせばホバリングを開始する。
機体にはセンサーによる自動回避障害機能が装備されており、障害物を自動的に避けて飛行する。
どちらもLEDが派手に点灯する。右のフライングボールはまるでネオンサインのように派手なアニメーションをみせる。
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2023年12月号 Vol.356」)
Text/M.Sasaki 佐々木雅啓 Photo/K.Ogawa 小川賢一郎
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