この季節が一番気持ちいい弦楽器。ウクレレで、夏を奏でる。

  • 2023.08.20

サーファーにも人気の七里ガ浜の丘の上にある、ウクレレ・ショップQuiet Village。ゆっくりと自分好みのウクレレが選べる、隠れた名店として知られている。店長の堀口潤さんに、ウクレレの選び方やその魅力を教えてもらった。

手軽に始められて人生を豊かにしてくれるウクレレ。

クワイエットヴィレッジはウクレレ好きなご夫婦、堀口潤さんと暁子さんが営んでいる。誰でも入りやすい雰囲気のお店だ

ちょっとウクレレを始めてみたいけど、コアな楽器店には入りづらい。もっとリラックスした雰囲気でウクレレを選びたい。そう思っている方も多いはず。そんな人にオススメしたいお店が、サーファーが集う七里ガ浜の海岸から丘を登った先にあるクワイエットヴィレッジだ。

「当店は2016年11月にオープンしました。初心者向けの新品から個人作家さんが作ったウクレレ、さらに中古やヴィンテージまで、幅広く取り扱っています。この湘南エリアは海も近く、ウクレレを楽しむ方も多く住んでいます」

そう教えてくれたのは、爽やかでウクレレがよく似合う店長の堀口さん。まるでカフェのような居心地の良さを感じる店内には、バリエーション豊かなウクレレが並び、思わず迷ってしまう。そんな時は堀口さんに頼ってみよう。

「ウクレレは、弾いてみたい音楽に合わせて選ぶことを提案しています。もし迷ったら弾きたい音楽を教えてください。それに合うウクレレを提案できると思います」

ウクレレには主にソプラノ、コンサート、テナー、バリトンという順に大きくなっていく、4つのボディ・サイズもある。それぞれにどんな特徴があるのか伺った。

「どのサイズにも魅力はありますが、最もウクレレの醍醐味が感じられて、個人的に好きなサイズはソプラノです。寝転がって弾けますからね。コンサートは弾き語りにも向きますし、テナーはソロ・ウクレレを弾きたい方にも最適です。バリトンはギターみたいな音が出て、チューニングも違います」

ウクレレの話を楽しそうに語る堀口さん。ウクレレ愛に溢れているのが伝わってくる。そんな彼が思うウクレレの魅力とは?

「弦が4本しかないので、手軽に弾けることが1番の魅力です。それにナイロン弦だから柔らかく、誰にでも弾けます。持ち運びもしやすいから、弾く場所も選びません。僕はウクレレを始めて、すごく人生が豊かになったと思っています。それをお客さまにも知ってもらいたくて、この仕事をやっています。それを強く思いますね」

好みのウクレレを手にしたら、ぜひそのウクレレで夏を奏でてみては? きっと人生が豊かになる扉が開くはず。

Quiet Villageの店内には、新品から中古、ビンテージまで数多くのウクレレが並んでいる。入門モデルから個人製作家が作ったこだわりの1本まで販売されていて、初心者からプロまで楽しめる。店内にはウクレレに加え、オリジナル・デザインというセンスのいいTシャツやバック、アクセサリーや小物も売っていて、鎌倉のお土産としても喜ばれそうだ

1.Baritone Kamaka HF-4

「カマカは長い歴史があり、憧れのブランドですね。これは’60年代くらいのモノ。ボディが大きく、ギターのような音色が出ます」13万2000円

2.Soprano Ancestor’s 360QVI

「岐阜県に工房を構えているウクレレ製作家の坂井祖さんの作品です。個人作家さんのウクレレは、1本1本異なる個性が魅力ですね」17万4900円

3.Soprano Famous FS-4PG

「初心者の方にもオススメしたいフェイマスのウクレレです。ウクレレならではのパイナップル型で、音もふくよかな感じがします」3万5640円

4.Tenor Outdoor Ukulele Nickel

「オレゴン州で作られているウクレレで、素材がポリカーボネイト製で濡れても大丈夫。見た目に反して、いい音がするので驚きますよ」2万3430円

【DATA】
Quiet Village
神奈川県鎌倉市七里ガ浜東4-2-1
TEL0467-91-1124
営業/10:00~18:00
休み/月曜・第四日曜
https://quietvillage.jp/
Instagram:@quietvillagemusic

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)

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