美しく個性的な「1属1種」のサボテンたち3選。

  • 2023.05.30

個性的な品種が数多く存在し、植物としても身近な存在であるサボテン。植物にあまり興味のない人でも「サボテン」という名には馴染みがあると思います。

現在、サボテン科として認められている品種は、約140属の中に2000種ほどが存在するとされています。

今回は、そんなサボテンの中でも1つの属に1種のみが存在する「11種」と呼ばれる品種をご紹介したいと思います。

1.和名は「帝冠」オブレゴニア・デネグリー。

サボテンでありながら、アーティチョークの花に似ていると言われている美しく特徴的な品種といえるオブレゴニア・デネグリー。

日本では「帝冠」という和名で親しまれている、美しいサボテンです。

自生地であるメキシコでは元々の分布域の狭さに加え、盗掘により絶滅が危惧されている稀少な品種でもあります。こちらは日本国内で種から育成された実生株です。

属名であるオブレゴニアは、元メキシコ大統領であるアルバロ・オブレゴン・サリード氏に敬意を表して命名されたそうです。

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帝の冠と呼ぶに相応しい美しさ。

扁平気味な疣が規則的に重なることで、非常に美しい姿となる帝冠。帝(帝王)の冠に例えられる和名にふさわしいサボテンです。

花のような形をした帝冠ですが、疣の先端にはサボテンらしく棘が生えています。

2.アガベカクタスと呼ばれるサボテン。

多くの人がイメージするサボテンとは、大きくかけ離れた姿をしたレウクテンベルギア・プリンキピス。

メキシコ原産のサボテンで、日本にも古くから入って来た品種であり「晃山」(または光山)の和名で親しまれています。

その姿がアガベに似ていることから、現地では「アガベカクタス」とも呼ばれているそうです。ちなみに、アガベの葉のように見える棒状の部分は、サボテンの疣の部分が長く変化したものになります。

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毛の様に長く柔らかな棘。

葉のように見える長い疣の先端には、フィラメント状の柔らかい毛が伸びています。この毛は、棘に値する部分ですがサボテンの棘が持つ鋭さはありません。

この様な姿から、他のサボテンとは大きくかけ離れた存在に感じますが、フェロカクタスやエキノカクタスをはじめとする他の属のサボテンとの属間交配が可能という意外な面も持ちます。

3.自生地メキシコの名を与えられた孤高のサボテン。

今回ご紹介した「11種」のサボテンの中では、個人的に最もサボテンらしい容姿だと思うのが、こちらのゲオヒントニア・メキシカーナ。

メキシカーナの名のとおりメキシコ原産のサボテンですが、自生地は非常に狭い範囲であり、25平方キロメートルに限られているそうです。

1990年代初頭に発見された比較的新しい品種で、属名のゲオヒントニアは最初の発見者である植物学者、ジョージ・セバスチャン・ヒントン氏の名前に由来しています。

ちなみに、同じ場所にはヒントン氏が発見したアズテキウム・ヒントニーという希少なサボテンも自生しますが、こちらは属名ではなく種小名がヒントン氏の名前に由来しています。

アズテキウム属のサボテンについては、また別の機会でご紹介できればと思います。

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アコーディオンの様な稜と、美しい青磁色の肌。

ゲオヒントニア・メキシカーナの魅力は、僅かに棘が生えた細く深いアコーディオンの様な稜と青磁色の肌ではないでしょうか。

基本的には、種から育成された実生株が流通しますが、成長が非常に遅い事でも知られており開花できる株に育つまでに10年以上掛かると言われています。

流通は決して多くはありませんが、手に入れるチャンスがあれば美しい花が咲く姿も見てほしいサボテンです。

 

今回ご紹介させて頂いた3品種以外にも、11種のサボテンは存在します。また、サボテン以外の植物でも11種の個性的な品種が存在します。

名実ともにオンリーワンな「11種」の魅力的なサボテンを手に入れてご自身のオンリーワンとして育ててみてはいかがでしょうか

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