新しいJeep®グランドチェロキーと過ごす、大人時間。家族や仲間、そして一人でも。

昨年、待望のモデルチェンジを果たした5代目ジープ・グランドチェロキー。この注目モデルを本誌でもお馴染みのSUV好き業界人がインプレッション。一人目は、スタイリッシュなドッグカフェの走りであるアネアカフェのオーナーであり、塊根植物ブームの火付け役であるボタナイズのオーナー”アネケン“こと横町健さんに感想を伺った。

新旧のSUVを知るからこそ感じる、新型グランドチェロキーのユーティリティ性。

「anea design」代表・横町健さん|1973年生まれ。東京都出身。人気ドッグカフェであるアネアカフェのオーナーであり、エキゾチックプランツを中心としたボタナイズのディレクター。今年には6店舗目となるカフェを門前仲町にオープンした

過去にはグランドワゴニアやイーグルワゴンなど、オールパーパスな旧車も乗り継いできた。現在はドイツ製のSUVに乗っており、新旧のSUVをうまく乗り分けている。

「まずは目を引いたのが、アメリカ車らしい力強いマスクですね。初代のワゴニアを彷彿とさせるデザインでありながらも、しっかりとモダンにアップデートされていて好印象を受けます。それにこのマスクはかなり迫力があるから、後ろに付かれたらちょっと嫌かも(笑)。随所に使われているクロームも高級感があっていいアクセントになっていると思います」

リアはもちろんワンタッチで開閉する。カーゴスペースもかなりの荷物が積めるので、オンオフ問わず荷物の出し入れが多い横町さんには欠かせないポイントだ

実業家としてだけでなく、そのライフスタイルも注目されている横町さん。塊根植物をこよなく愛し、ブラジリアン柔術の茶帯を取得。ここ最近はパーソナルトレーニングでフィジカル強化も図っている。そんなアクティブな日々を支えているのがユーティリティ性のあるクルマだと語る。

軽いだけでなく、質感の高いハンドリングが味わえたと横町さん。オーディオの音のよさにも感心していた

「西東京を拠点としていて、通勤で渋谷区や港区へ通っているので、快適な乗り心地や楽しく運転できるクルマに自ずと惹かれます。仕事では植物を仕入れする時も多く、プライベートでは家族に加えて、大型犬を3匹飼っているので、大きなカーゴスペースはマスト。そう考えると、このグランドチェロキーは、僕の条件にぴったりですね。今の愛車より縦も横も大きいので乗る前は身構えましたが、運転するとサイズ感も気にならず、本当に乗りやすい。最新のジープのもつ安全性や進化した技術は素晴らしいものがありますね」

側方や後方の死角に車両などを検知すると、ドアミラーを点灯させて知らせる「ブラインドスポットモニター」など、最新の技術を装備している
最大の特徴であるジープ伝統の7スロットのグリル。そこには歩行者や動物を検知しドライバーに知らせるナイトビジョンといった安全装備を搭載

日に当たると車体を美しく演出するクロームのトリム。エクステリアに高級感を与えるいいアクセントになっている
ANEA CAFE MONNAKA Village|東京都江東区富岡2-9-11/11時30分~ 22時00分/TEL.03-6458-5527/Instagram:@aneacafe_monnaka_village

いつもの道が楽しくなる、上質なモダンインテリア。

「THE H.W.DOG&CO.」デザイナー・弦巻史也さん|1986年生まれ。東京都出身。カシラでデザイナーなどを経て、2015年にブランドをスタート。多摩市で自身がバリスタとして主宰するディスターコーヒーも営む

二人目は、人気ヘッドウェアブランドであるTHE H.W.DOG&CO.のデザイナーを務める弦巻さん。旧きよき時代のアメリカンプロダクトに宿るクラフトマンシップと、東京ならではのモダンなセンスを兼ね備えた唯一無二のコレクションを展開しているブランドだ。そんな弦巻さんは、旧車のグランドワゴニアと現行のドイツ製SUVが愛車。このグランドチェロキーに乗った第一印象は、後者のヨーロッパ車のフィーリングに似ていると語る。

普段は片道30キロほどをクルマで通勤するという弦巻さん。そのため快適に運転できるのが愛車の第一条件だと語る。グランドチェロキーのサイズは大きいが見切りもよく、運転には支障がない。「毎日の通勤が楽しみになりそうなクルマですね」

「このグランドチェロキーを乗った瞬間に思ったのが、高級SUVのような上質感があることでした。僕の乗っているクルマが旧いということもありますが、いい意味で大味なのがアメリカ車のイメージ。ただこのグランドチェロキーは、まったく別物ですね。落ち着いたブラックを基調としたインテリアなんですが、よく見るとウッド調のパネルやクロームがアクセントに使われており、上質な印象を受けました。僕もモノ作りをする人間なので、ディテールまでこだわる姿勢は共感できます。ファブリックの選び方や細かな点まで作り込んだからこそ体現できる質感があると思います」

革巻きのヒーテッドステアリングホイールを装備している。繊細なステッチで作り込んでおり、同じクラフトマンとして高く評価

ハットのクラフトマンでもある弦巻さんだからこそ気付ける細かなこだわり。その優雅な空間をより上質なものにしているのが、2リットル直4ターボのパワートレインだ。

「一昔前のクルマに乗っている人間にとっては、V8の大排気量でトルクフルに走るというのが醍醐味でもあるのですが、現代の小排気量ターボエンジンというのが逆に新鮮です。インテリアだけでなく、この小排気量のターボエンジンがよりヨーロッパ車らしい乗り味になっているんでしょうね。ボディ剛性がしっかりしていて、遮音性能も高いので、優雅な気分でドライビングできると思います。普段の通勤でも一味違う気分で運転できそうなのも魅力ですね」

モダンな印象を強く感じたひとつの要素が、ロータリーシフト。エルゴノミクスに配慮した機能美溢れるデザイン。滑らかに回転するのでストレスフリー
スタイリッシュかつ機能性にも優れたセンタークラスターやコンソール。インテリアと同色のブラックながらも光沢感のある仕上がりで、随所のクロームがアクセントに
曲線をうまく使ったインパネデザインもモダンな印象。同色ながらも木目調のパネルをうまく組み合わせている
弦巻さんが気に入っていたのが、コマンドビューデュアルペインパノラミックサンルーフ。電動開閉式のサンシェードがあるので、シーンや時間によって使い分けることができる。後部は固定式
THE H.W. DOG&CO.|東京都渋谷区神宮前3-28-10シャーリーズビル 1F/11時~ 20時/TEL.03-6427-9011/Instagram:@thehwdogandco

Specification

全長:4900mm
全幅:1980mm
全高:1810mm
ホイールベース:2965mm
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
最高出力:272ps(200kW)/5250rpm
最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/3000rpm
エンジン:1995cc直列4気筒DOHCターボ
駆動方式:4輪駆動(オンデマンド方式)
トランスミッション:8AT
価格:892万円〜

【問い合わせ】
ジープフリーコール 
TEL0120-712-812

(出典/「Lightning 2023年5月号 Vol.349」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

生きたレザーの表情を活かす。これまでになかった唯一無二の革ジャン、「ストラム」の流儀。

  • 2025.10.30

生きたレザーの質感にフォーカスし、“バーニングダイ”をはじめとする唯一無二のレザースタイルを提案するストラム。我流を貫き、その意思を思うがままにかき鳴らすことで、オリジナリティを磨き上げる孤高のレザーブランドだ。デザイナー桑原和生がレザーで表現するストラムのモノ作りの哲学、彼が革ジャンを通して描き出...

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...

Pick Up おすすめ記事

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...

渋谷、銀座に続き、ブーツの聖地「スタンプタウン」が東北初の仙台にオープン!

  • 2025.10.30

時代を超えて銘品として愛されてきた堅牢なアメリカンワークブーツが一堂に会するブーツ専門店、スタンプタウンが宮城県仙台市に2025年9月20日オープン! 東北初となる仙台店は北のワークブーツ好きたちにとって待望の出店となった。 珠玉の銘品たちがココに揃う。 ブーツファンが待ち焦がれた東北エリア初となる...

【Punctuation × 2nd別注】手刺繍のぬくもり感じるロングビルキャップ発売!

  • 2025.10.29

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【Punctuation × 2nd】ロングビルキャップ[トラウト] 温もりのある手仕事が特徴の帽子ブランド「パンク...

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...