絵を描く際はハイカットのバッシューを好んで履いた〈キース・へリング〉。
作品を描く際はハイカットのバッシュが多かったキース・へリング。足首がホールドされているほうが大きなキャンバスに向かって描きやすかったのだろうか。中でもよく見られたのがアディダス・フォーラムハイ。ナイキ・エアジョーダン1もよく履いていた。
初の〈デニス・ロッドマン〉モデルはコンバース【オールスターバイブ】。
派手なルックスや奔放な私生活など悪童伝説に事欠かないロッドマンだが、NBA屈指のリバウンダーでありジョーダンに匹敵する人気のレジェンド。初期の頃はナイキを愛用していたが’97年からコンバースと契約。こちらはロッドマンモデルとして発売された最初のモデル。
〈スパイク・リー〉等多くのレジェンドが愛用した神様〈マイケル・ジョーダン〉のマスターピース。
著名人にもファンが多いエアジョーダンの1stモデル。NBA好きで知られる映画監督スパイク・リーもそのひとり。長編処女作『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』で自身が演じた主人公もAJ1を愛用。スパイク・リーは後にナイキCMに起用され本人と共演を果たした。
【プーマスウェード】は〈ビースティ・ボーイズ〉を媒介にストリートのアイコンとなる。
元々’80年代からブレイクダンサーやグラフィティライター間で履かれていたプーマスウェードだが、’92年にビースティボーイズ『チェック・ユア・ヘッド』でキング・アドロックが履いたことからストリート人気が爆発。ブランドを代表する名作に。
〈ジョン・マッケンロー〉の理想がすべてが詰まっていたナイキ【エアトレーナー1】。
「私が必要としたすべてを持ち合わせたもの」と希代のテニスプレイヤー、ジョン・マッケンローにいわしめたクロストレーニングシューズ。元々マッケンローが履く予定ではなかったが手違いで送られてきたモデルに足を通したところ最高にフィットしたとか。
【クロスストラップシューズ】こそ〈エルヴィス・プレスリー〉の日常靴。
エルヴィス・プレスリーがステージのみならず、愛車のハーレーに乗る際も履いていたというクロスストラップシューズ。’50年代はタッセル、コインローファー等のスリッポンタイプが米東海岸で人気だった。このシューズもその派生といえるだろう。
オフはハンティングを楽しむ〈ベーブ・ルース〉が足元に選んだ【ビーンブーツ】。
アーネスト・ヘミングウェイも愛用したL.L.Beanのビーンブーツだが、もうひとり愛用した大物がいる。MLBの球史に名を残したベーブ・ルース。豪快な人物であったらしく休日は釣りやハンティングを楽しんでおり、足元は常にビーンブーツだった。
若き日の〈ウォルト・ディズニー〉の唯一の贅沢品だった【ウォークオーバー】のシューズ。
ミッキーマウスを生み出したウォルト・ディズニー。彼の自伝によれば、日々の生活にも困窮するほどだった男の唯一の贅沢品はカメラを売ったお金で購入した1足5ドルのウォークオーバーのシューズだったそう。記述はそれだけのためモデル名までは判明していない。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)
Text/K.Yoneda 米田圭一郎 Photo/S.Seiji 澤田聖司
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