「ウエアハウス」藤木流、色落ちジーンズの楽しみ方。愛用デニムも紹介!

ヴィンテージプロダクツに忠実なモノづくりでファンを魅了するウエアハウス。その核となるジーンズへのこだわりは並々ならぬものがあるが、穿き方や色落ちについてどう考えているのか。プレスの藤木さんに話を伺った。

「ウエアハウス」プレス・藤木将己さん

ヴィンテージ愛好家で読書家でもある名物プレス。ヴィンテージプロダクツを歴史から紐解くため旧い文献にも目を通す様はまるで考古学者。また業界きっての野球好きとしても知られる。

色々な着こなしに合わせて、シルエットや色合いを選ぶ。それがジーパンとの付き合い方だと思う。

今年27年目を迎えるウエアハウスが、創業時からずっと研究を続けながら新たな“気付き”をモノづくりに落とし込み、誰もわからないようなレベルのアップデートをし続けているジーンズ。そこまでこだわる存在なのだから、さぞかし穿き方もストイックなのかと思いきや、プレスの藤木さんからは意外な言葉が返ってきた。

「バリバリのヒゲ落ちはカッコイイと思いますが、この歳になると1本をずっと穿き込むことに疲れました。だから、最近は全
体のシルエットや色合いによって、色々なジーンズを穿き分けてます。色々なブランドや古着に合わせてね。いまはそういう楽しみ方がいいですね。そうしてゆっくり時間をかけて穿いたジーンズがどんな色落ちになろうと、それは自分の歴史としてアリなものですよ。きちんと作っていますので、変な色落ちにはならないですし(笑)」

1.仕事着として未洗いで穿き込んだものを譲り受けた「WAREHOUSE 1001XX Heavy Ounce」【11か月着用】

リジッドのまま仕事着として穿き込んでいただけあって、メリハリの効いた迫力のある色落ちだ。藤木さんはそれを譲り受けた後、約3カ月着用。もともとの持ち主のヒゲ落ちだが、これからもっと藤木さんの体型に馴染んだ色落ちに変化するはず

知り合いの生花店の方が仕事着として約8カ月着用したものを譲り受け、3カ月ほど着用。当初はダメージのリペア予定だったが、代用品をその方が気に入り、リペアせずにプレゼントしてくれたそう。

左腿に穴を直した箇所があるが、こちらが当初リペアする予定だった場所。ブリーチ液が付いて穴が開いてしまったのだとか

2.コロナ禍に“家着”として穿き込んでみた「WAREHOUSE DD1003XX 1946 Model(直営店限定のリジットモデル)」【2年着用】

自宅時間の多いコロナ禍に思い立ってリジッドから穿き込んでみた。ベルトレスで31インチをビタビタ穿き。実寸は34インチほどに伸びたそう。膝下のみ水に通して耳のアタリを出した。縮むと穿けないので、洗わずにナノコロイドを希釈してスプレー&スチームでメンテ。

3.ウエアハウスで一番ジーンズを穿き込む本社勤務の同僚が着用した「WAREHOUSE DD1003XX 1946 Model」【1年着用】

上で紹介したモデルは直営店限定のリジッドモデルだったが、こちらはその通常版の1ウォッシュモデル。それをほぼ毎日自宅でも穿き込むとこうなる。これは本社勤務の藤木さんの同僚、木坂さんが愛用した1本。

4.いかにヒゲを出さないかをテーマに穿き込んだ「WAREHOUS 1001XX(2002 年頃のモデル)」【1年半着用】

2002年くらいにリリースしたメンフィス産単一綿時代の1本。耳のアタリが出たロングウォッシュモデル(当時)を2〜3回穿くごとに洗濯&乾燥機を繰り返し、あえてヒゲが入らないキレイな色落ちを目指した。

5.何気ない古着の501の佇まいを目指してとにかく洗いまくった「WAREHOUSE 2ND-HAND 1105(USED WASH)」【5年着用】

古着がテーマの“セコハン” シリーズなので、もともとユーズド加工されていたが、1回穿くごとに洗濯&乾燥機とTシャツ感覚でメンテし、とにかく色を抜いて爽やかな雰囲気を目指した。軽やかな着こなしに必須の1本。

6.古着のブラックジーンズのほどよい抜け感を目指した「WAREHOUSE 2ND-HAND 1100 BLACK(USED WASH)」【3年着用】

こちらも“セコハン” シリーズのブラックジーンズ。ディテール的には’60年代後半のモデルをもとにしているが、色落ち的には’80年代の古着のブラックジーンズを目指し、穿く度に洗濯&乾燥機を繰り返した。

(出典/「Lightning2022年4月号 Vol.336」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

福島・郡山にある日本最大級のアメカジショップ「JOB314」はスケールが桁違い!

  • 2026.03.30

日本にアメカジショップは数あれど、ここまで大きなショップは見たことがない。それほどまでに大規模なショップがこちらのJOB314。大きな建物の中には、アメカジファンが泣いて喜ぶブランドがほとんど取り揃えてあり、一日中いても見切れないほど。近県のみならず、全国からファンが集まるアメカジの総本山なのだ。興...

プロの現場から支持を得るモデルが今春アップデート! アシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」の実力とは?

  • 2026.03.30

世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールド。ミドルクラスで世界屈指のシェアを誇る同ブランドのメカニック、清水さんにアシックスのワーキングシューズ「WINJOB CP314 BOA」を体験してもらった。 [caption id="attachment_894934" ali...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

Pick Up おすすめ記事

福島・郡山にある日本最大級のアメカジショップ「JOB314」はスケールが桁違い!

  • 2026.03.30

日本にアメカジショップは数あれど、ここまで大きなショップは見たことがない。それほどまでに大規模なショップがこちらのJOB314。大きな建物の中には、アメカジファンが泣いて喜ぶブランドがほとんど取り揃えてあり、一日中いても見切れないほど。近県のみならず、全国からファンが集まるアメカジの総本山なのだ。興...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

横浜・裏元町に店を構える、元毛皮店がつくる、「H LEATHER」のデイリーウエア。

  • 2026.04.01

2024年に横浜・裏元町に店を構えた『Hレザー』。元毛皮店として長年培った革への知見を背景に、軽く柔らかなシープレザーのウエアを展開。ショップにはレザージャケットやシャツなどの製品が並び、日常で楽しむレザーの魅力を伝えている。 レザーをもっと日常に育てる楽しさを伝えたい [caption id=""...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...