今回は、編集部の紅一点・めぐミルクがお届け! 「最近、編集部内のiPad率がかなり高い。鉛筆や紙を使わない日常は考えられなかったが、これもありだ。好きな文房具はプライベートで存分に使おうっと」
引っ越しを機に念願のアイテム、手に入れました。
もしかしたら、過去にも紹介したかもしれない。そのくらいずっと気になっていたフタガミのテープカッターをやっと手に入れた。会社の引っ越し(小社は今年春世田谷から神楽坂にお引越ししたのだ)が決まって、一番最初に注文したのが、実はこのテープカッターだ。
フタガミは富山にある真鍮の鋳物メーカー。このテープカッターも鋳物でできておりずっしりと重く、テープを勢いよく引っ張っても動くことがない(重量は、テープカッターにとって重要なポイント)。ざらっとした質感と鈍いゴールドの色味が渋みを帯び、年月が経てば、きっとエイジングも見られることだろう。
そして何よりも、デザインがステキすぎる。すっきりした「H」型ボディの底部分には手を差し込めるくらいの隙間があり、ここを握って持ち運びができるという実用性の高さ。ここに同じく真鍮製のローラーを設置すれば、そのカタチは完成する。このバランスのよさと美しいたたずまい(どこどなくライオンに見えるのは私だけだろうか)。
かっこよさと可愛らしさが組み合わさった愛着のわくデザインにキュンキュンしてしまう。使っていて楽しいし、思わず触れたくなる。いま私の机上空間を彩り、充実感さえ与えてくれている。
実はいまフタガミの商品でさらに狙っているアイテムがある。テープカッターと同じ真鍮鋳肌の円錐型のペンダントライト。シンプルながらも美しいフォルム。小ぶりタイプなので、複数個を並べて吊り下げたら、すごくおしゃれな空間になりそうだ。「真鍮=男っぽい」という印象があるが、こういうアイテムなら、女性でも取り入れやすい。真鍮熱がこれからも上がりそう。
【問い合わせ】
二上
http://www.futagami-imono.co.jp
(出典/「Lightning 2021年8月号 Vol.328」)
Photo/A.Kuwayama 桑山章
関連する記事
-
- 2022.05.17
こんなインテリア探してた! 世紀を越え、さらに100年愛されるプロダクツ。
-
- 2021.11.14
細かな建材から雑貨まで揃う、ヴィンテージ版ホームセンターを発見!?
-
- 2021.10.21
インダストリアルデザインなボルトラックをアイアンワイヤーで作ってみよう。
-
- 2021.10.24
アンティーク文化のストーリーを紡ぐ、長崎に誕生した「アーリーバード」のショールーム。