パーツのストックもインテリアに! バイクショップ顔負けのガレージ。
バイクショップのような雰囲気を放つこのガレージの持ち主は、都内で美容室を経営する沖野廣和さん。10代からバイクに乗り、25歳で初めて旧車に手を出した。
それが今も魅了され続けているトライアンフであり、そこから複数台を乗り継ぎ、今は1930年代〜’40年代のトライアンフを3台所有している。自分で整備から登録までするほど、バイクをいじるのが一番の趣味。
当初は保管場所くらいに考えていたガレージだが、専用の工具や機械が増え、今ではバイクショップ顔負けの環境となっている。完璧なガレージビルダーだ。
「トライアンフの魅力は、高回転で回るエンジンだからこそのスピード感ですね。ただロングツーリングは疲れます(笑)。いろんな年代のものを乗りましたが、個人的に別体と言われるエンジンとミッションが別々になった1962年までの乗り味が好きですね。
基本的に自分でなんでも整備したいので、いつのまにかとんでもない設備に(笑)。独学で学び、わからないところは友人のバイクショップに聞いて、エンジンまで触れるようになりました。ワンオフのマフラーも自作なんです。バイクを触ることが自分の中で最高の気分転換なんですよ」
これほどのガレージを持つ沖野さんの愛車を拝見!
【1939 TRIUMPH SPEED TWIN】輸入から整備まで手掛けた大切な愛車。
トライアンフのエポックメイキング的なモデルとなったのが、1938年にリリースされたスピードツイン。アメリカで購入したが、かなりボロボロだったので、時間をかけて再生させた。トラの名車をボバーにカスタムした。
特筆すべき点は、第二次世界大戦時に発電機に使われていたエンジンを搭載しているところ。
メーター類はフルオリジナルではないが雰囲気を合わせてカスタムしている。
◆
自宅とは別にガレージを所有するという、自宅と職場以外に自分だけの秘密基地があるのは羨ましい限り。これぞ究極の遊びと言えるのではないだろうか。
(出典/「Lightning 2018年9月号 Vol.293」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/A.Shimosaka 下坂明弘
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