近年人気を集めているのが、ドライガーデンと呼ばれる乾燥地帯の植物を使った植栽。アガベやユッカといったサボテンに代表される体内に水を溜め込む多肉植物や、幹に水を溜め込む習性を持つヤシの木などが代表的な植物だ。日本の気候でも育てられるドライガーデン植物を14種ピックアップ!
- 1 1.別名「フェニックス」。南国イメージあふれる雄大なヤシ。
- 2 2.丸みを帯びたルックスで最も人気のあるサボテン「ゴールデンバレルカクタス」。
- 3 3.寒さ・暑さ・乾燥にも強く、日本の気候にも適応可能な「ストリアータ」。
- 4 4.トゲがない唯一のアガベ「アテナータ」。
- 5 5.生け垣の使い方で人気を集めるサボテン「ウチワサボテン」。
- 6 6.葉っぱ全体が丸く生えてくる可愛らしいルックスの「ロストラータ」。
- 7 7.実も美味しく食べることができて油も取れる万能ヤシ「ナツメヤシ」。
- 8 8.米国西海岸といえばまず思い浮かぶヤシ「カリフォルニアファンパーム」。
- 9 9.南カリフォルニアを代表する品種「ストレチア・レギナエ」。
- 10 10.大型で雄大な形状がカッコいい、アガベの「ファンキアナ」。
- 11 11.シルバーグリーンで洗練された小型の形状をしたアガベの「パリー」。
- 12 12.日本で最も流通量の多いアガベとして知られる「アメリカーナ」。
- 13 13.メキシコが原生林で濃い緑色の葉が特徴的なユッカの「エレファンティペス」。
- 14 14.ドライガーデンのシンボルツリーに最適な「オリーブ」。
1.別名「フェニックス」。南国イメージあふれる雄大なヤシ。
カナリヤ諸島に自生していて、南国イメージあふれる雄大なヤシ。カリフォルニアでも富裕層の家などで見かけることが多く、日本では関東以南で育てることが可能。フェニックスとも呼ばれている。参考価格15万円
2.丸みを帯びたルックスで最も人気のあるサボテン「ゴールデンバレルカクタス」。
日本だとキンシャチサボテンと呼ばれているゴールデンバレルカクタス。テキサスからメキシコ周辺の岩場に自生しており、金色でワインのバレルのような形をしているのでこう呼ばれている。参考価格6万2500円
3.寒さ・暑さ・乾燥にも強く、日本の気候にも適応可能な「ストリアータ」。
カリフォルニアの山岳地帯の岩場に自生。アガベのパリーと共に、日本の気候に最も耐えうることができるアガベのストリアータ。庭石を使ったドライガーデンをやりたい人には最適な品種。参考価格8万円
4.トゲがない唯一のアガベ「アテナータ」。
自生地はアメリカの南東部。アガベの中では唯一トゲがなく柔らかいイメージを持ち、南国風のスタイルに合う植物。未だに根強い人気で、花壇など人がよく触れるような場所に多く使われている。参考価格4500円/株
5.生け垣の使い方で人気を集めるサボテン「ウチワサボテン」。
メキシコでは食用として日常的に食べられているが、カリフォルニアなどでは観賞用として使われているウチワサボテン。美しいシルバーグリーンの葉色が特徴で、ドライガーデンの生垣にも最適。参考価格1万5000円
6.葉っぱ全体が丸く生えてくる可愛らしいルックスの「ロストラータ」。
乾燥に強い木の一種であるユッカにも様々な種類があるが、このロストラータはてっぺん部分にシルバーグリーンの色をした葉っぱが丸く生えるのが特徴。アメリカ南西部のいたるところに自生。参考価格25万円
7.実も美味しく食べることができて油も取れる万能ヤシ「ナツメヤシ」。
デーツパームとも呼ばれる、ヤシの中で最も万能性が高いナツメヤシ。果実はデーツと呼ばれ食用されている。極度の寒冷地でなければ露地植えや屋外での越冬が可能な、寒さに強いヤシ。考価格100万円
8.米国西海岸といえばまず思い浮かぶヤシ「カリフォルニアファンパーム」。
日本名でワシントンヤシと呼ばれているカリフォルニアファンパーム。これとよく似たメキシカンファンパームとの2種類が米国西海岸の街路樹の大半を占めていると言っていいほどポピュラーな品種。参考価格25万円
9.南カリフォルニアを代表する品種「ストレチア・レギナエ」。
南アフリカが原産で乾燥に強く綺麗な花を咲かせるストレチア・レギナエ。南カリフォルニアでよく見られ、ロサンジェルス市のオフィシャルフラワーでもある。リゾート感を演出するにはもってこい。参考価格1万円
10.大型で雄大な形状がカッコいい、アガベの「ファンキアナ」。
縁にある赤いトゲがとにかくカッコイイと、オーシャンサイドガーデンでも一押しのアガベのファンキアナ。子株をよく吹き、成長も早く大型になる品種で、耐寒性に強く育てやすいのも特徴。参考価格8万円
11.シルバーグリーンで洗練された小型の形状をしたアガベの「パリー」。
米国のネバダやアリゾナ北部の岩場にも自生しているアガベのパリー。その中でもこれはトランカーターという品種で、寒さに強く洗練された形状。なおかつ小型で扱いため人気が高い。参考価格6万円
12.日本で最も流通量の多いアガベとして知られる「アメリカーナ」。
日本での流通量が多いと言われるほど国内で多く見かけるアガベのアメリカーナ。シルバーグリーンの葉色を持ち、寒さにも比較的強くアガベシロップに使われている原材料としても有名。参考価格5万円
13.メキシコが原生林で濃い緑色の葉が特徴的なユッカの「エレファンティペス」。
幹の下の根部分が膨らんでいて、まるで象の足のようだということで名付けられたユッカのエレファンティペス。南国感たっぷりに生い茂ってくれるので、熱帯系のドライガーデンを作るには最適。参考価格50万円
14.ドライガーデンのシンボルツリーに最適な「オリーブ」。
カリフォルニアスタイルのドライガーデンに最適なオリーブ。平和の象徴としても知られ、シンボルツリーとしても人気が高い。乾燥に強くほとんど手もかからず、短い期間ならマイナス10℃くらいの寒さにも耐える。参考価格5万円
せっかく西海岸風の家づくりをしたなら、庭もぜひともドライガーデンに仕上げたいもの。日本の気候に適した植物もたくさんあるので、いろいろと組み合わせて、カリフォルニア感あふれる庭を手に入れよう!
【問い合わせ】
オーシャンサイドガーデン(株)
TEL0438-53-7251
http://www.oceanside-garden.net
※植物の価格は大きさや状態などによって変動します。
(出典/「Lightning 2020年9月号 Vol.317」)