知っておきたいジージャンの基本! リーバイスのファースト~サードまでの見分け方。

ヴィンテージデニムジャケット(ジージャン)を深く知るために訪れたのは、日本屈指のヴィンテージショップである「ベルベルジン」。ディレクターを務める藤原さんは、デニムのスペシャリストであり、アーカイブ本の監修をするほど。そんな藤原さんにデニムジャケット選びの基本を聞いてみたところ、まずはリーバイスのファーストからサードまで知ることだという。

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「リーやラングラー、ストアブランドでもおもしろいものはありますが、まずは押さえておきたいのがリーバイスですよね。通称ファーストと呼ばれる『506XX』は、その原型が20世紀初頭にリリースされています。最終的には’52 年頃まで生産され、セカンドと呼ばれる『507XX』にモデルチェンジ。わかりやすく言えばファーストは1ポケット、セカンドは2ポケットですね。そして’62年頃にサードと呼ばれる『557XX』が登場します。サードと聞くと比較的新しいイメージがありますが、XXのセットアップとして売られていますし、色落ちもいいんですよ。’66年頃にXX表記が取れて557になり、’70年頃に後継の70505が登場するという流れですね」

ということで、ジージャンの名称で馴染み深いデニムジャケットの年代別の見分け方を貴重なヴィンテージの写真を元に解説していこう。

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2023年04月25日

【506XX(ファースト)】ワークウエアとして作られたタフなデニムジャケット(1900年代初頭~)

前身となるピリーテッドブラウスの登場は1900年代頃初頭と言われ、ポケットにフラップが付いたのが1920年代となる。その特徴は1ポケットで、フロントにプリーツがあること。第二次世界大戦時には、物資統制でフラップがなくなるなど、細かなディテールの変化がある。

1.1936年よりリーバイスのアイコンであるレッドタブが付く。

2.運動性を持たせるために付いたフロントのプリーツは、デニムジャケットを象徴する意匠。

3.’50年代に入るとバックルが改良され、針が付かなくなる。

4.ファーストは表面のみロゴの入る片面タブが付く。

5.フラップの裏はライトオンスデニム仕様になっている。

ファーストの主な見分けるポイントを以上の5つがあげられる。

【507XX(セカンド)】胸ポケットが2つになって着丈が少し短くなる(1952年頃~)

1952年頃に「506XX」の後継としてリリース。プリーツの意匠はそのままにポケットが2つとなり、当時のトレンドだったオープンカラーの仕様に。初期は片面タブで、翌年あたりから両面タブに変更。そしてレザーパッチが1957年頃に紙パッチへ変更されるため、この組み合わせで年代判別できる。

1.フラップの裏にはライトオンスデニムが配される。

2.最初期となる片面タブ。1953年頃に両面になるので生産期間は短い。

3.プリーツの意匠はセカンドモデルまで採用されていた。

4.ファーストとの大きな違いは両胸にポケットが付くところ。

5.サイズ42以上からサイドに接ぎが入るのもセカンドモデルの特徴のひとつ。

以上の5つが、セカンドの主な見分けるポイントになる。

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【557XX(サード)】ファッションを意識したスタイリッシュなデザインに(1962年頃~)

サードタイプと呼ばれる「557XX」。「501XX」が1966年頃にXX表記が省略されるため、その頃までは「557XX」で、それ以降は「557」となる。両胸ポケットで、裾にかけてステッチが走る意匠が大きな特徴。この頃はワークウエアではなく、ファッションウェアとして提案されていた。ロング丈のものは「558」と表記される。

1.両胸ポケットから裾に掛けてのステッチでお馴染みのデザイン。

2.胸ポケットに赤タブが付く仕様は、継続されているが、サードはフラップに付く。

3.最初の数年は紙パッチにXXの表記。最初期はギャラ入りがある。

4.フラップの裏のライトオンスデニムがなくなる。

以上がサードを見分ける4つの主なポイントだ。以上三つの違いを見分けること、すなわちデニムジャケットを知るということにつながるデザイン遍歴。あなたも見分けられるようにポイントをマスターしてはいかがだろうか?

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リ ーバイスのジージャン「サード」が再燃中!

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2023年04月25日

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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