英国の若き才能と日本のクラフトマンシップの邂逅から生まれた、CLINCH×19 UJ_MILITARIAのコラボブーツ
19世紀初頭から’50年代頃までの英国を中心としたヴィンテージが揃うロンドンの19UJ_MIRITALIA。オーナーのサイモンは、ヴィンテージに精通する一方でプロ顔負けのスケーターでもあり、ジャンルに縛られない自由な視点で、独自のセレクトを展開する。
サイモンが生まれ育った英国では多くの名門紳士靴メーカーがあるが、なぜ遠く離れた極東にあるCLINCHを頼ったのだろうか?
「今回のコラボレーションでは、第二次世界大戦時に英国では物資統制令が敷かれ、様々な制約の中で作ったことを意味するCC41のブーツをベースにしました。おっしゃるように英国にも優れたシューメーカーはたくさんがありますが、僕はCC41を忠実に再現したいわけではなく、あくまでもコンテンポラリーな表現にしたかった。
そうなるとヴィンテージを深く理解した上で、実際にブーツを作れる松浦さんしかいないと思ったんです。普通の職人さんではその感覚を共有のでは困難。今回の来日で初めて最終の仕上がりを見ましたが、理想以上のものでした。日本の手仕事の美しさと松浦さんのセンスが必要不可欠であったと確信できましたね」
「19UJ MILITARIA」オーナー・サイモン|1900年代初頭から50年代までの英国ヴィンテージを中心にセレクト。スケーターでもあり、その自由なマインドから、独自のセレクトを展開
「BRASS SHOE CO」オーナー・松浦稔|2007年にシューリペア&カスタムショップをオープン。その後、2012年よりオリジナルブランドであるCLINCHをスタート。世界的な人気に
Cultivate Chukka
“過去の価値を育み、現代に洗練されたデザイン”を意味するモデル名を関したコレボレーションモデル。アッパーには型押しのカーフ。ラストはもっともシャープなHRを採用。黒は19UJ_MILITARIA、茶はCLUTCH CAFE LONDONにて販売。¥203,500_
美しさと堅牢性を兼ね備えた型押しのカーフを採用。ドレッシーなラストのため、あえてパターンを野暮ったくすることで、全体のバランスをカジュアルに。
【問い合わせ】
BRASS SHOE CO https://www.brass-tokyo.co.jp
Photo by Masahiko Watanabe 渡辺昌彦 Text by Shuhei Sato 佐藤周平
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