’60年代アメリカから始まるロックとヒッピーへの憧れが詰まった「OWLSONG」の作品。

シンプルな革小物をベースにビーズワークをはじめ、デザインにひと手間加えた芸術性の高いプロダクツがOWLSONGの魅力。もちろん革選びからデザイン、縫製まですべてが作り手である斉藤芳弘氏のハンドメイドによるもの。彼が想う世界観、そして作品について話を訊いた。

高い感性から生み出されるアート作品。

ハンドメイドによるレザープロダクツを手掛けるOWLSONGは、斉藤芳弘氏が手掛けるブランド。ウォレット、バッグ、クロージングなど、オーダー次第で幅広く手掛け、圧倒的な存在感と確かな技術力から国内外で徐々に浸透し始めている。

モノづくりの基礎や手法を学ぶために、これまで誰かに師事することもなく独学でものづくりを行なってきた。もちろんアトリエの内装も彼の手造り。

店内でひと際目を惹くトルソーには、ビーズのショルダーバッグ、ベルト、そして鹿革5枚をふんだんに使用し、ハンドメイドされたレザージャケットが印象的

「1987年頃には、原宿の路上でアクセサリーを作って売っていました。自分の中にあるカルチャーとしては、1960〜1970年代のロックとヒッピー文化が好き。彼らが、当時身につけていたインディアンジュエリーや服、バッグからインスピレーションを受けるときも多々あります。

モノづくりに関しては、基本的にはハンドメイドで1点ものなので、オーダーがほとんど。今後もいままでの延長とはいえ、これまで以上にOWLSONGの世界観をより濃く広げていきたいですね」

チェコシードビーズがバッグのフラップ部分に大量に縫い付けられているショルダーバッグはオーダー品。重たい感じの赤、黒い革、サイズ感のみを聞いて、斉藤氏が自由に作ったもの
ブルー系のチェコシードビーズをグラデーションで縫い付けた鹿革の小さなポシェットは、アメリカのフォー・コーナーズを旅していた時の名刺がわりに使っていた
ビーズ、シルバーコンチョをつけたポシェット。フリンジ部分には、1本ずつ手作りのコーンを付けることで揺れるたびに乾いた音が鳴るようなデザインとなっている
大ぶりのコンチョを主役に独自の加工方法である枯華仕上げを施した牛革の小物入れ。すでに数年使い込んだような革の色といぶし銀のシルバー色がマッチする
枯華仕上げのショルダーバッグにハンドメイドのシルバージュエリーブランド、Hozhoとのコラボアイテムは、近日解禁予定

【DATA】
OWLSONG
東京都稲城市東長沼1378 青い扉
Tel.042-379-5039
Instagram:@owlsong_official

(出典/「CLUTCH2023年6月号 Vol.91」)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...