老眼になったってお洒落を楽しみたい!
いまでこそ「メガネ=ファッション」というイメージが一般的になったが、ご存知の通りメガネはかつて単なる視力矯正器具にほかならなかった。そんなメガネのルーツを思い起こさせる「道具」としてのメガネ。それが老眼や強度近視の対策として使われるいわゆる「老眼鏡」である。
近年ではシニアグラスというお洒落な名前が与えられるようになったが、まだまだ世に出回っているものは、デザインの幅が少なく、トラッドファッションに合わせられる上品なデザインのものも少ない。そんな現状に一石を投じるのが『トラッド』というメガネブランドだ。
跳ね上げメガネのシリーズは、老眼や強度近視の人たちが、手元を見るか遠くを見るかによってレンズのありなしを容易に切り替えられる。また、今までの跳ね上げメガネの弱点として、先に挙げたように「武骨すぎる」、「太い」などのイメージがあったが、『トラッド』はあくまで上品なデザインを実現。
着用写真でもわかるように、跳ね上げ機構の存在は悪目立ちすることなく、普段使いになんら問題のない細さとデザイン性を兼ね備えている。クラウンパントやブロウタイプなど、クラシックで普遍的なラインナップも、トラッド好きにはたまらないポイント。お洒落にこだわりたい人のための老眼鏡なのだ。
1.Rue
近年のフレンチヴィンテージ人気により、一気にメガネトレンドのメインストリームに上り詰めたクラウンパント型。クラシックでありながらトレンド感も併せ持つ。3万2800円
2.Gentian
上の[Rue]と同様にフレンチヴィンテージに見られる、上辺が直線的なクラウンパント型をオールメタル素材で表現。玉型も限りなくボストンに近く、よりかけやすい印象。2万8800円
3.Yew
アメリカンクラシックを体現するブロウタイプ。プラ素材を用いることで眉部分を強調し、男らしく見せるために生まれたデザインだが、こちらは細めのブロウで上品な印象。3万2800円
4.Mallow
ラウンド寄りのボストンシェイプが、様々なスタイルに合わせやすく普遍的。プラスチックフレームに、ベータチタンというメタル素材を巻いた「リム巻き」というデザイン。3万2800円
【問い合わせ】
フェイズデザイン
TEL 03-6303-1295
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2024年4月号 Vol.203」)
Photo/Norihito Suzuki Styling/Shogo Yoshimura Hair&Make/Yuki Akagi Text/Shuhei Takano
関連する記事
-
- 2024.10.26
セカンド編集部が「今」気になるシューズやらスウェットやらアイウエアやら4選!
-
- 2024.09.26
完成度が増してさらにお勧め『ViXion01S』クラファン開始!