ツイードジャケットを着て、街に出ようよ。|D.C.WHITE

  • 2023.09.20

ウィンザー公、ウディ・アレン、寅さん……。ひと癖あるトラッドアイコンは、皆ツイードが似合う男だった。この秋は久しぶりにツイードが気分。テキトーに羽織るくらいがちょうどいい。

乗馬服から着想を得た古着にはない着心地

【左】ツイードジャケット7万4800円、デニムBDシャツ1万7600円、チノパンツ2万2000円、タイ/1万4300円、サスペンダー1万1000円/すべてD.C.ホワイト(ステイ オア ゴーTEL03-6447-5095)、メガネ4万5100円/ジュリアス・タート・オプティカル(G.B.ガファスTEL03-6427-6989) 【中】ツイードジャケット7万4800円、カシミアニット4万2900円、中に着たラグビーシャツ2万2000円、ウールメルトンパンツ2万6400円/すべてD.C.ホワイト(ステイ オア ゴーTEL03-6447-5095)、メガネ3万6300円/オリバー ゴールドスミス(コンティニュエTEL03-3792-8978) 【右】ツイードジャケット7万4800円、BDシャツ1万7600円、ウールメルトンパンツ2万6400円、タイ/1万4300円/すべてD.C.ホワイト(ステイ オア ゴーTEL03-6447-5095)、メガネ2万3100円/エイチフュージョン(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)

昨年、再始動を果たした和製アメトラブランドの注目株「D.C.ホワイト」。なかでも、ひと際こだわりをもって作られる「アルティメットコレクション」から、今季はツイードジャケットが登場した。

元々スーツ業界で経験を積んだデザイナー石原協さんが目指したのは“日常服としてのツイードジャケット”。固くて重い由緒正しいイメージをあえて払拭するコンセプトを掲げた。

乗馬用スポーツジャケットの意匠を汲んだテーラリングは肩と肘にダーツを入れることで美しい丸みを帯びたシルエットに。熟練の職人による首周りに吸い付くような反り上がる“のぼり”で着心地は格段に軽やか

その上で参考にしたのが英国上流階級の嗜みである乗馬用のスポーツジャケット。

野外活動でも紳士淑女としての品位を保ちながら、動きやすさも求められたスポーツジャケットは、一見、普通のテーラードだが、手綱を持つため袖が極端に前付けされていたり、可動域を確保するダーツが各所に施されていたりと、非常に手の込んだ仕様が特徴。そのような意匠を踏襲したD・C・ホワイトの一着は身体に沿う丸みを帯びたシルエットで着心地は格段に良い。

クラシックなウインドーペン柄にピンクの差し色を入れるのが、英国の粋。タイドアップにきっちりと分け目のある固いヘアスタイルでも、程よい抜け感が生まれて、休日のトラッドスタイルにも自然と馴染む

確かに、古着ならハリスツイードなどの上等なジャケットも安価で手に入れることができる。しかしながら、構築的な往年のジャケットでは裏地やパッドを抜いても手に入れられない、軽やかさがこの一着にはあるんのだ。

スーチングを熟知したデザイナーによるコンセプトは「日常着としてのツイードジャケット」。まるでカーディガンのように、シワなど気にせずラフに着てもらいたい。タイドアップはもちろんのこと、ラグビーシャツやTシャツなど、トラッドからカジュアルまでコーディネイトの幅は広い

生地は質感と見た目のいい塩梅を

本場・英国で180年の歴史を持つ老舗テキタイルメーカー、ムーン社のツイード生地を採用。カントリー出自の粗野な質感は残しつつ、着心地を考慮して、ゴワつきの少ない程よい厚みを選んだ。色・柄の使い方は英国人ならではの感性が表れる。他にはなかなかないものだ。

【問い合わせ】
ステイ オア ゴー
TEL03-6447-5095
https://stay-or-go-online.com/

(出典/「2nd 2023年11月号 Vol.199」

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