3ページ目 - 「コラージュ」で独自の世界を構築するアーティスト・M!DOR!に注目!

  • 2023.05.25

――――これから取り組んでみたい、実現したいことはありますか?

今後はコラージュのあるなしにかかわらずいろいろなやり方で自分の世界を表現できたらいいなと思います。それから海外での展示はぜひやってみたいですね。海外こそコラージュ・アーティストがたくさんいるので、そのなかで展示したときにどういう反応が得られるのか挑戦してみたいです。

今もインスタでは海外の方からのリアクションはありますが、そうは言っても画像なので、実物を見てもらってどんな反応、感想があるのかを知りたいですね。

単行本や文庫の装画を担当することも多いM!DOR!さん。ベタ塗りに見える部分やグラフィカルなモチーフも実は紙を切ってひとつずつコラージュしているという緻密さに驚く

――――そう遠くないうちに実現するんじゃないでしょうか。楽しみです。では最後にM!DOR!さんにとってコラージュとは何かをお聞かせください。

浄化と癒しですね。まず切っていることが気持ちいいのと集中してひとつのものを綺麗に切るというのが自分のなかで癒しになっていて。無になれるというんでしょうか。素材にコピーではなく、換えが効かない現物を使うのもそういうところからですね。

実物を使うからこそそれに集中できるんです。そうしてやっていくと、素材を綺麗に切れたり構図がピタッとハマったりしたときにすごく気持ちがいい。最初はただかっこいいものができればいいと思っていたし、作品を通じて自己表現したいという気持ちが先に立っていましたが、今は集中した先の浄化や癒しのためにやっています。

この見開きページで紹介するのはクライアント・ワークでない純然たる作品。先入観を排除したいという考えからいずれの作品も無題である。古い洋雑誌や美術書、図鑑、カタログなどから切り出されたモチーフ――――文字通り切り取られているのと同時に本来与えられていた意味からも切り離されている――――の組み合わせから紡がれる新しい世界は幻想的な美しさを湛えている。作品から立ち上る気品やエレガンスはご本人の佇まいとも通底しているようだ

(出典/「2nd 20235月号 Vol.194」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部