トラッドの超名品「バブアー」のビデイルを使った、お洒落上級者の着こなしを拝見!

セカンドが定義する“10の名品”を主役にした、業界の洒落者たちのコーディネートを紹介! 今回は、アウターの定番バブアーの着こなしを3人に紹介してもらった。

▼トラッドに欠かせない10の名品はこちら!

トラッドに欠かせない、10アイテム。今こそ手に入れたい超名品。

トラッドに欠かせない、10アイテム。今こそ手に入れたい超名品。

2022年08月25日

1.上品な素材合わせを意識しながら 軽さのあるフレンチ靴で遊んでみる。|「ボンビュー」大島拓身さん

カシミヤニット/コルヘイス、ウールスラックス/ベルナール ザンス、シューズ/レペ ット、シルクストール/ランバン(すべて本人私物)

オーセンティックなブランドを愛好する大島さんにとって、バブアーは外せない銘柄だ。

「ビデイルは、着ていくことでエイジングが楽しめて自分のものになっていくところがいいですよね。オイルドクロスが使われたラギッドなアイテムを少しだけモダンに、上品にスタイリングするのが好きです。カシミヤのニット、ウールのスラックス、シルクのストールを合わせています。本来なら足下にはブローグシューズを置くところなのでしょうけど、バレエシューズで知られるレペットで軽さを出してみました」

2.オーバーオールを使ってアメリカンな着こなしに。|「GMT」三浦由貴さん

Tシャツ/サンカッケー、オーバーオール/バーリントン、 シューズ/トモ&コー(すべて本人私物)

乗馬用のジャケットとして生まれたビデイルは、オイルの抜けた風合いを楽しむなら、三浦さんの着たオリーブがテッパン。

「ビデイルは、ショート丈でバブアーの中では合わせやすいモデルではありますが、これでBDシャツなどではあまりにもひねりがありません。ただトラディショナルな雰囲気を壊したくもないので、ヴィンテージのオーバーオールをセレクト。ここでデニムだと浮 いてしまうので、爽やかさもあるホワイトのツイルに。足元はモカシンでアメトラのテイストもプラス」

3.ショート丈を活かしたレイヤードテクが光る。|「ディストリクト ユナイテッドアローズ」森山真司さん

スラックス3万1900円/マンド(ディストリクト ユナイテッドアローズ03- 5464-2715)、ショップコート/アンダーカバーイズム、 ローファー/バス(ともに本人私物)

あえてボタンをすべて閉じた個性的なコーディネートを披露してくれた森山さん。そのポイントは、ビデイルの特徴であるショート丈を逆手に取ったレイヤード術だ。

「インナーにしているのは、アンダーカバーイズムのショップコートなんです。ショート丈のジャケットに、あえて長いレングスのインナーを着るのがマイスタイル。このショップコートを買ってから、このような合わせば かりしています。ただルーズにならないよう、ボトムスはスラックスを合わせてバランスを取っています」

(出典:「2nd 20229月号 vol.186」)

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