業界人のこだわり愛用靴とは?「アーカイブ&スタイル」代表・坂田真彦さん垂涎の4足。

トラッドな服好きたちには、決まって革靴愛の強い人が多い。まるで我が子を愛するかのようにそれぞれの革靴に名前をつけて……、とまではいかないが、所有する靴ひとつひとつにストーリーがあって愛着を持って育てているということには間違いない。ここでは、彼らの膨大なコレクションのなかから、とっておきの4足を厳選。今回は、「アーカイブ&スタイル」代表・坂田真彦さんの愛用靴を紹介する。

長くはけて絵にもなる革靴が自身の〝スタイル〞をカタチ作る。

ジャケット/アーカイブ& スタイル×エディフィス、ボトムス/ヴィンテージのリーバイス5 0 5

最近思うのは、むやみにモノを買っては捨てていく文化は寂しいなということ。その点革靴は長く履けて、時を経るほど絵になる。そんなアイテムはそうそうありません。

ジェイエムウエストン|当時のインラインにはないスクエアトゥで土踏まずがえぐられたラスト。光沢のある柔らかい革にダブルソール仕上げとまさに時代を変えた一足ですね

こちらは20年前に僕が手がけていた店用にバイイングしました。当時の老舗メゾンとしては一早くミッシェル・ペリーを抜擢したモデルでパリで一番輝いていました。今回の紺ブレやロンドンストライプのシャツ、デニムという合わせは20代の時から着ているもの。時重ねることで自分のものとなり、やがてはスタイルが確立されていく。その行為の大切さを革靴は教えてくれますね。

【昔から履いている一足】クロケット&ジョーンズ

デザートブーツはチャーチのライダーのように“内装” もしっかりしている印象です。その点こちらは“200” ラストを使った細身の一枚革で足へのフィット感が最高です。

【雨の日に履く一足】トリッカーズ

以前ディレクターを務めたブランドの別注品で、カジュアルに履けるようギリーシューズ風のデザインを施しました。スコッチグレインレザーを使っているので傷も目立ちません。

【最高のフィット感を楽しめる一足】ジェイエムウエストン

20歳の時から履き始めた180もこちらが2代目になります。カジュアルスタイルにもタイドアップにも柔軟に対応するオールマイティな選手で、もう毎年必ず足を通していますね。

断然革靴派な皆さんの靴選び、コレクションを拝見すると、次なる一足への欲望がふつふつとわいてくるはず。ぜひ参考に、出会いを求めて街へと出かけてみてがいかがでしょうか?

(出典/「断然革靴派 2nd 2022年4月号増刊」)