いまが狙い目な古着! おしゃれにキマる、アウトドアブランド アウター5選。

  • 2021.10.26  2019.08.29

夏もそろそろ終わり。秋冬に向けて、新しいアウターが気になっている人も多いのではないでしょうか? ここ数年、タウンユース、ビジネスシーンでも取り入れる人が増えている「アウトドアブランド」のアウターを、せっかくなら「古着」で選んでみるのも、面白い。

そこで年代にとらわれず、「いまが狙い目」な古着市場で人気を集めているアウトドアブランドのアウターを、雑誌「2nd(セカンド)」で活躍するスタイリストやお世話になっている古着ショップなど、その道のプロに厳選してもらいました。持っていて間違いのないアウトドアブランドのアウター5着、要チェックです!

1.ヘビーデューティを代表する大名作。「シエラデザインズ」のマウンテンパーカ

SIERRA DESIGNS (U.S.A.)/1 万2990 円(コズミックジャンパー)

カリフォルニア州バークレーにあった一軒のアウトドアショップ「スキーハット」に籍を置いていたジョージ・マークスとボブ・スワンソンが、1965年に立ち上げたガレージブランドのマウンパ。60/40クロス(通称ロクヨンクロス)で知られ、湿気が溜まるとコットンが膨張して水の侵入を抑え、逆に乾燥しているときはコットンの間の通気性がよくなるという、言わば、機能素材の元祖!

そんな画期的な機能を搭載したマウンパはヘビーデューティの代名詞となり、いまだに、ほとんどその姿を変えず生産されているからスゴイ。こちらは非常に珍しいホワイトカラーで、写真のタグは針葉樹が8本立った’89年代中期のもの。機能もデザインも、タウンユースで大活躍間違いなし!

2.’90sエル・エル・ビーン屈指の傑作。「エル・エル・ビーン」のアノラックパーカ

昨今の’90年代リバイバルブームの影響で、復刻発売もされたエル・エル・ビーンの傑作アノラックパーカ。フロントのドラ●もんポケットの上部にネイティブ柄のテープが付けられているのがポイントで、配色も当時の雰囲気をビシビシと感じさせてくれます。裾先の山々と湖が描かれた“カタディンロゴ” と呼ばれるタグは、1980~’90年代に使用されていたもの。

’90年代当時は、このアノラックパーカに、アメリカ製のオックスフォードボタンダウンシャツ、チノパンツにアウトドアキャップ、そして極めつけにハイテクスニーカーなどを合わせたスタイリングが街中で見られたので、懐かしい人も多いはず。’90年代のアメカジを代表するアイテムとして、ネオ・ヴィンテージの名品として、ぜひ持っておきたい!

3.パタゴニアが開発した唯一無二のフリースジャケット。「パタゴニア」のレトロパイルカーディガン

Patagonia(U.S.A.)/3 万2400 円(デザートスノー 下北沢2 号店)

パタゴニアの不朽の名作として語り継がれるレトロパイルカーディガン。見るからにウォーミーなモコモコとした毛足の長いフリースが特徴的なジャケットですが、初めてお披露目となったのは1988年。1970年代に先だって発売され、多くのアウトドアズマンたちから支持を得たパイルジャケットの後継モデルとして誕生し、幅広い世代が着ていたなぁ……と懐かしくなりつつ、実はまだ当時のものを持っている人も多い、名品中の名品ですよね。

なにせ軽量で保温性が高く、なによりもウールなどの天然素材とは打って変わってメンテナンスのしやすさが魅力的! 年代判別は内側につけられた品質表示脇に付けられた紙タグに表記されている通り。この紙タグの有無が贋作判別にもなっており、購入の際の参考に。

4.’90年代中期のアウトドアブームを牽引。「ナイキACG」のナイロンジャケット

NIKE ACG(U.S.A.)/左/ 7560 円(オキドキ)、右/ 1 万6200 円(リカー)

ACGとは“All Condition Gear” の略。1989年~2010年頃まで、ナイキがアウトドアシーンに対応するスニーカーやアパレルを展開した特別なラインを覚えてますか(正確にはブランドではないのであしからず)? とくに同時期に絶頂期を迎えていたパタゴニアと呼応するように、ド派手なカラーリングや大胆な切り替えデザインは1990年代前半に熱狂的なフリークを生みましたよね。

それが昨年、かつてのロゴを採用して復活! 古着をチェックしつつ、現行品と比べてみるのも面白いかもしれないですね。

5.多くの探検家達にも愛用されたダウンの銘品。「エディーバウアー」のスカイライナー

Eddie Bauer(U.S.A.)/3 万2184 円(ダフ)

フィッシングやハンティングなどアウトドアアクティビティに特化したアウトドアスポーツ用品を取り扱い、事業を拡大していったエディ・バウアー。ウールが防寒着ファブリックとして主流の中、1936年に保温効果に優れた羽毛をウエアに取り入れたことが、世の中のダウンジャケットの始まりとされています。封入したダウンが一箇所に偏らないようダイヤモンド型のキルトデザインを採用したことは画期的で、それが銘品としての呼び声が高いスカイライナーなのです。

軽量で保温性に優れたダウンジャケットは、ヒマラヤK2登頂や北極圏バフィン島探検など数多くの過酷な条件下で着用され、現在でも意匠を受け継ぎ大きなデザイン変更はされないまま生産されるロングセラーアイテム。首元、袖口にウールリブを配し、ショート丈でアクティブに動けるため、アウトドアアクティビティはもちろん自転車やバイクなどでも重宝するはず!

 

さて、気になる一着はありましたか? ’90年代のブームを思い出した方も多いのではないでしょうか? でも古着って、知識がないと手が出ないとか、失敗したくないと慎重になる方もいるはず。そこで活躍するのが今月発売されたばかりの別冊2nd『新・定番古着図鑑』! ここで取り上げたアウトドアウエアだけでなく、Tシャツ、スニーカー、ミリタリー、デニムなどなど、さまざまなカテゴリーの「新」定番古着を紹介しています。

中古市場で人気を集めている、「いま狙い目」の古着が一目瞭然。参考にして、ワードローブに新しい定番をそろえてみてはいかがでしょうか?

※情報は取材時のものです。

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