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17台が集まって見えた未来。TechnoEdgeの『Apple Vision Proパーティin日本橋』行ってみた

TechnoEdge主催の『Apple Vision Proパーティin日本橋』に行ってみた。Vision Proが(登壇者、参加者計)17台集まっていて、これまでで、おそらく日本で一番Vision Proが集まったイベントになったことだろう。興味深かったのは複数集まったからこそ起こる相互作用を観察できたことで、いつか多くの人がVision Pro(的なデバイス)を使うようになった未来を垣間見ることができたこと。

『Apple Vision Proパーティin日本橋』はドレスコード『Vision Proを装着してくること』で参加費が無料になるイベント。持ってない場合の参加費は5000円。2月13日18時30分から、日本橋のオープンスペース『+NARU』で開催された。

登壇者は、ジャーナリストの本田雅一さん、西田宗千佳さん、エンジニアの近藤義仁さん(GOROmanさん)。

※Vision Proは現時点では日本では発売されておらず、本記事のVision Proはそれぞれが個人輸入したものです。現時点で発売されていない製品なので、アップルの日本法人は一切関与しておらず、利用、取材などに対してサポートは受けられません。
※参加者のVision Proは『技的未取得制度を用いた実験などの特例制度』を利用している前提です。また本イベントとしても、同制度を申請してあるそうです。

17台のVision Proがある世界が出現

目算、40〜50人ぐらいの参加者の方の中に17台あったので、おそらく人数の1/3ぐらいあった(ちなみに、GOROmanさんは2台お持ちですが、時々Vision Proではなく、スキーゴーグルを被っている場合があります)。

筆者は、昨年のWWDCの際に体験はしてはいるが、Vision Proを装着している人が複数、相互に使っているのは初めてのことなので、非常に面白い状況だった。

Vision Proがある世界のコミュニケーション

客観的に見ていて、まだ慣れていない我々は、外からVision Proを見ていると、少し話しかけにくい感じがする。EyeSightディスプレイで目は見えるのだが、目線を感じられるほど明確ではないので、こちらを見ているのか見ていないのか、ちょっとつかみにくい感じ。

しかし、Vision Proをしている人同士は、普通にやりとりしていた。これはVision Proの存在に慣れているのだと思うが、会話したり、AirDropでデータを受け渡したりして、同じ画像やサイトを見るのが普通になっている感じだった。現在は同じウインドウを見たりはできないが、そのうち画面共有などが実装されれば、同じドキュメントを見たり、一緒に映画を見たりできるようになるに違いない。

外部接続して、ディスプレイやパソコンに視界を共有するのも便利な感じ。普通の人間は視界を共有なんて出来ないワケだが、自分が見ているものを共有できるというのは便利なものだと思った。

普通に話をしている時にも、台本を見たり、資料を確認したりできたら、もちろん便利だろう。

ちなみに、こちらはGOROmanさんが、Vision Pro内で動作するX68000で動作している『超連射68K』というゲームをプレイしているのを外部モニターに共有している様子。GOROmanさん的には、空中にディスプレイを浮かべてゲームをしているというワケ。

未来的なデバイスであるVision Proで’90年代のパソコンであるX68000のゲームをするとか、未来なんだか過去なんだか分からないところが面白い。

さらに、ちょっと分かりにくい状況だが、その共有されているディスプレイを見ながら、コントローラーを西田宗千佳さんが操作している様子。GOROmanさんがよそ見をすると、ゲームができなくなるというよく分からない状況。これで遅延は0.5秒ぐらいとのこと。

こういう遊びが気楽にできるのも、visionOSがiPadOSをベースにしているからで、アップルデバイスを持っている人にとっては、他のデバイスと同じように画面共有、AirDropなどが行えるからだ。Apple IDさえ入れれば、いつも通り写真を見たり、メッセージを見たりできるのだ。このあたり、アップルデバイスならではの便利さである(逆に、アップル製品を日常的に使っていない人には分かりにくい話かもしれない)。

ペルソナを使ったビデオ会議参加

こちらは、本田雅一さん(下)と西田宗千佳さん(左上)が、ペルソナ(Vision Proを付けたままビデオ会議に入るためのアバター)でZoomに入ったところ(右上の松尾公也さんは本人)。

若干、不気味の谷は感じるが、表情はほぼ踏襲されるので、しばらく会話していると気にならなくなるぐらい。

こちらは、Vision Proユーザーと同じ会議に出たら体験できるだろう。

ペルソナを作る時に、ちゃんと化粧をして、服を着ていれば、それがペルソナに反映される。背景はアップルの会議室というか、Apple Storeにあるboardroom風になる。化粧をしていなくても、パジャマでも、部屋が散らかっていてもこの状態でZoom会議(他のビデオ会議アプリでも可)に出られるのだから、便利。

パスコードをオフにしていると、他人のペルソナでビデオ会議に出られてしまうので、基本はパスコードをオフにしないように気をつけたいところ(しかし、現状ではパスコード間違いを連発するとロックされてしまうので、こういうイベントでは試用者のミスでロックされるのが怖くてパスコードを外す人も多い。ロックされてしまうと、アメリカのApple Storeまで行かなければならない……。近々アップデートでこの問題は解決されるらしい)。アップルが虹彩での本人認証などにこだわるのも、こうしたなりすましを防ぐためだろう。

ユーザーが増えると、世界が変わる

Vision Proが1台あるのと違って、複数台あると新しい世界が生まれることが分かった。

また、Vision Proを持って来場した人は、メディアとともにデベロッパーの方が多くいらっしゃったので、アプリのアイデアも数多く語られた。

日本で、Vision Proが販売される頃には、数多くのアプリがリリースされていて、さらに便利になっているに違いない。

筆者も、近日中に入手予定。入手したら、たっぷり使って、Vision Proのある日常について、レポートしたい。

(村上タクタ)

 

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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