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ノイキャン性能2倍、低音の音質爆上がりの第2世代AirPods Pro先行レビュー

明日、9月23日に発売になるAirPods Proを、発売に先立ってお借りして試用した。先に結論を言うと、3万9800円という値段は安くはないが、日常のオーディオ体験を爆上げするアイテムだと感じた。一見、初期モデルと変わらないように見えるが、あらゆる面において体感性能が向上しており、買って損のないアイテムに仕上がっている。

一見変わらないように見えるが、全然違う

iPhone 14シリーズを含め、最近のアップル製品全体に言えるのだが、派手な新フィーチャーはないので推す記事を書くのは難しいのだが、実際に使って見ると、あらゆる部分の性能が向上していて非常に満足感が高い。

花火を打ち上げる必要はなく、性能を磨き上げていけば、ユーザーは幸せになる……と確信しているように思える。クルマに例えて言うなら、ターボも派手なリアウィングもないが、加速は良く、コーナーは滑らかで、快適に速く走れている……という感じかもしれない。

空間オーディオの効果と相まって、迫力の低音!

まず、一番肝心な音質についてだが、おなじみのアップルらしいニュートラルなクセのないもの。しかし、空間オーディオの効果もあって、楽器がひとつひとつ分離して感じるし、いつものアップル製品と違って、低音の迫力を強く感じる。

低音は強いが他の音に影響を与えずに、しっかりと分離されて迫力を感じるのが素晴らしい。それぞれの楽器が別々の位置に定位している感じが非常に強い。わずか11mmのドライバーで、これほどの音が出せるのかと感心してしまう。

最新の空間オーディオは、音の方向だけではなく位置も表現してくれる。

目の前にボーカルがいて、鼻先数センチでリップノイズまで聞こえたかと思ったら、ギターはサイドを駆け抜けていき、ベースやドラムはその背後から聞こえてくる。空間オーディオ対応の映画を見るのも楽しい。ジェット戦闘機が背後から耳元をかすめて、前に駆け抜けていく感じが音だけで分かるのだ。いろいろな映画をこの環境で見直したくなるほどの快感だ。

不愉快な音をキャンセルするノイズキャンセリング

ノイズキャンセルも『2倍』と言うだけあって、効き方が強力。

とはいえ、単に周囲の音が聞こえなくなるというのではない。

工事の音や、地下鉄のブレーキのキーキー音など、耳障りで不快な音だけがキャンセルされて、柔らかな環境音が残るという感じの仕上げ。アップルらしい自然なノイズキャンセルとなっている。

さらに『外部音取り込み』の性能も上がっている。アップルの『外部音取り込み』の機能は、外側のマイクで収集した音を耳の中に再現する機能なのだが、まったくAirPods Proの存在を感じなくなるほど上手く外側の音を再現しているのだ。

機能をオフにすると、ゆるい耳栓をしたように外の音が聞こえにくくなるのだが、『外部音取り込み』をオンにした途端、普通に音が聞こえるようになる。アップルの『魔法』の強力さを思い知る瞬間だ。

イヤーチップはXSが追加され、4サイズとなった。多くの人の耳に負担なくフィットするイヤフォンだと思うが、それでも合わない人はいるようなので、気になる人は事前に試着することをお勧めする。アップルのイヤフォンが合う人なら大丈夫だと思うのだが。

今買うなら、絶対に第2世代がお勧め!

外形も機能も、第1世代のAirPods Proとほとんど同じだが、すべてにおいて上回っている。

世間には「価格が下がってるショップがある初代を買うのもお勧め!」なんていう記事も上がっているが、絶対にそんなことはない。

3年分の性能向上はしっかり込められているので、今買うなら絶対に第2世代AirPods Proを買った方がいい。

と言いつつ、初代を持っている筆者は、第2世代を追加して買うかどうか迷っているのだが。第2世代の方が絶対にいい。しかし、まだちゃんと動作している初代を無駄にするのもなぁ……。USの249ドルという価格を見ると、円安さえなければ……即買いなのに! と悔しく思ってしまう。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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