女子も顔負けの行動力とメイク愛がさく裂! 美容師アシスタント・メイク男子対談。

  • 2023.04.30

美容業界に入るよりも前の10代からメンズメイクを楽しんでいるという『NAVY』アシスタントの田渕透真さんと、『iki omotesando』アシスタントのTOMOさん。最初は何から始めたの? アイテムをどこで買う? など、フレッシュなメンズメイクトークを繰り広げてくれた。

僕ひとりでも、男子2人でも、恥ずかしがらずにコスメショップに行きます!(田淵さん)

右)「NAVY」田渕透真さん|たぶちとうま。『ネイビー』アシスタント。2000年8月29日生まれ。岡山県出身。グラムール美容専門学校卒業 左)「iki Omotesando」TOMOさん|とも。『イキ オモテサンドウ』アシスタント。2000年6月17日生まれ。東京都出身。国際理容美容専門学校卒業

——メイクをするようになったのはいつからですか。

田渕 19歳からです。美容専門学校の2年生の終わり頃で、当時、美容学校のメイク課の生徒で仲がよかった女の子から「これ、いいよ」という感じでおすすめアイテムを教えてもらっていました。

TOMO 僕は中2からです。ほおが赤かったのでそれを補色で消してました。もともとすごい乾燥肌で、昔から母が僕の体中にワセリンを塗ってくれていたのが原点です。

田渕 早いですね~。僕は単純に肌がきれいに見えればいいなという感じでメイクを始めました。最初はBBクリームを塗って終わりでしたが、もともとK-POPが好きで、彼らが目元にメイクしているのを見てカッコいいなと思うようになったんです。そこから下地やファンデーション、アイメイクもするようにな
りました。

TOMO 僕も最初はBBクリームです。一時、SNOWなどの写真アプリが流行った時期があったじゃないですか? すごくきれいな肌質に見せることはできるのですが、写真ではなくて実際に見てもそれと同じくらい肌をきれいに見せたいなと思ったんです。しだいにメイクよりもスキンケアにこだわるようになりました。

田渕 すごく肌がきれいですね。

TOMO (照れる)

——メイクやスキンケアの知識は、どうやって得たのですか?

TOMO 姉が2人いるので、情報はだいたい「姉調べ」です()。姉とよく遊びに行くのですが、「アインズトルペ」などのコスメショップに行くと、姉が僕の肌にテスターを付けて試すんです。発色確認したり。

田渕 仲がいいんですね! 僕がメイクを始めた頃はまわりでメイクをしている男性が少なかったので、YouTubeをよく見て研究していました。最近ようやく僕のまわりにもちらほらメイクを始める男の子が増え、休みの日にコスメショップに男子2人で行くこともあります。まわりは女性しかいないのですが() 2人であれこれ見ながら「これ、いいらしいよ!」なんて言ってます。女子2人で遊びに行くみたいな感覚です。

TOMO 僕もコスメショップに行くことはありますが、「自分は美容業界人だ!」という信念を貫いて買い物すれば恥ずかしくないです。

田渕 そうですよね。僕も最初は結構恥ずかしかったのですが、今はひとりでも買い物に行きます。全然抵抗ないです!

仕事の合い間にもシュッとつけられるミスト状の化粧水がお気に入りです。(TOMOさん)

——メイクを始めてみて、よかったと思うことは?

TOMO 僕には人に自慢できることが特になかったのですが、メイクを始めたら肌を褒めてもらえるようになりました。サロンでも「肌のきれいな人」という印象で覚えていただけるようになったんです。

田渕 僕も「肌がきれいだね」と言われることが増えて、自分に自信がつきました。

TOMO 田渕さんはどのあたりに買い物に行ってるんですか?

田渕 新大久保で韓国コスメを買うことが多いですね。

TOMO そうなんですね。僕は表参道とか原宿界隈が多いです。「アットコスメストア」もよく行きます。あと、「ドン・キホーテ」が結構、充実してるんですよね。

田淵 品揃えが豊富ですよね。「ドン・キホーテ」には、買う物が決まっているときに行くことが多いです。決まってないときは、通販というよりお店に行ってお店の人と話しながら、実際に商品を見て買うことが多いです。

TOMO 僕も実際に見て買うんですけど、「Qoo10(キューテン)というサイトでメガ割をしているときには、爆買いします()

——おすすめのアイテムを教えてください。

田渕 韓国のクッションファンデがお気に入りです。今までリキッドのファンデーションを使っていたのですが、新大久保の韓国コスメのお店で「肌なじみがイマイチで……」とお店の人に相談したら、「クッションファンデがいいよ」と言われ、半ばゴリ押しされて買ったのですが、それがすごく使いやすかったです。お店に入るなり「お兄ちゃん、何がほしいの?」って声をかけられちゃって。

TOMO 若干、カモられてる感がありますね()。僕のお気に入りはミスト状の化粧水です。普通の化粧水はメンズにはちょっと使用感が重いかなと感じることもあるのですが、ミスト状の化粧水は仕事の合い間にもシュッと付けられるので気に入っています。あと、スクワランオイルもおすすめです。ブースターのような役割を果たしてくれるので、その後に付ける化粧水がプチプラでも力を発揮してくれる感じがしています。

——これからメイクを始めたい人へアドバイスを。

田渕 メイクをするだけでまわりからの印象や、自分で鏡を見たときの気分も全然変わります。最初から下地やファンデーションは難しいと思うので、まずはBBクリームがおすすめ。これ1個でだいぶよくなると思います。

TOMO ファンデーションを顔全体に塗るというより、クマを消すとか、ポイントで取り入れれば、そのうち全体もメイクできるようになると思います。少しずつメイクの世界に踏み入ってほしいです。追求したら終わりがない、奥深い世界です。

田淵さんのポーチの中身公開!

左上から時計回りに)
タイムRアクア(IPSA)
ガラクトミーエッセンスミスト(魔女工場)
グリーンタンジェリンビタC トナーパッド(グーダル)
Cicapair Cream(Dr. Jart+)
アミノモイスト(ミノン)
ジェルクリーミィファンデーション(RMK)
オイルブロッカー EX(ZAS)
BGクッションファンデーション(espoir)
プロアイパレット(クリオ)
パーフェクトマルチアイズ(キャンメイク)
ノーセバムミネラルパウダー(イニスフリー)
カラーリングアイブロウR(KISS ME ヘビーローテーション)
カバーパーフェクション(the SAEM)
ダブルラインエキスパート(KATE)
/すべて私物

TOMOさんのポーチの中身公開!

左上から時計回りに)
Pブースター(CNP Laboratory)
プロP ミスト(CNP Laboratory)
マイルドシャワー ラージ(フリープラス)
N.M.Fアクアハイドロジェル(メディヒール)
プロP セラム(CNP Laboratory)
メラノCC 薬用しみ集中対策 プレミアム美容液(ロート製薬)
/すべて私物

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典:「Men’s PREPPY プラス メンズヘアメイクBOOK Vol.2」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部