「ロンウルフ」のエンジニアブーツ。
アッパーとシャフトに波打つようなシワ。そして表面のブラックが剥がれ、下地のブラウンが全体的に現れたヴィンテージと見紛うほどの風合いは、福富さんが20年着用を重ねることで刻まれたエイジングの“証”だ。
ホーウィン社のクロムエクセルを使用した「ロンウルフ」のエンジニアブーツは、先芯の入っていないつま先やブラスバックル、1930〜40年代のワークブーツに見られるハーフラバーソールを採用するなど、クラシカルなディテールが随所に詰まっている。
「着用を重ねることでロープ染色のインディゴが剥がれて色落ちするデニムと同様に、表面の染色が剥がれてブラウンの下地が出てくるのが茶芯のエイジングの魅力だと思います。デニムとの相性はもちろんですし、アウターにライダースやフライトジャケットなどを合わせた定番のアメカジスタイルに欠かせない1足ですね」
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(出典/「Lightning 2025年3月号 Vol.371」)
Text/K.Minami 南樹広 Photo/N.Suzuki 鈴木規仁
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- 2025.02.20
茶芯ならではのエイジングと、’50年代のスタイルとの親和性に惚れ惚れする一足。