昭和の子供たちにとって、放課後の遊び場所は駄菓子屋。目的は10円から買えるお菓子と、店先に置かれているカプセルトイの販売機、通称「ガチャガチャ」だ。そのガチャガチャのなかでも、異彩を放っていたのが「コスモス」である。
コスモスの特徴は、“似ているけど、何かが違う”というところ。例えば、「ダンガム」「ブタニクマン」、そして「なめるなよ」など。子供たちに人気が出たアイテムがあれば、それを似せて素早く商品化するというスピード感から、瞬く間にシェアを拡大していった。
そこで日本一のコスモスコレクターであるワッキー貝山氏のコレクションの中から、特に印象的なアイテムを紹介してもらった。なかでも当時のブームを思い起こさせる、ちょっと変わったパズルをお届けしよう。

1.チエの6面体
決してルービックキューブではない! 回すとボロボロと壊れる。それを組み立てる。本家とは違った遊びが堪能できた。
2.コーラ缶パズル
円柱型の立体パズルで、コーラグッズコレクターも垂涎の逸品。ほどよく回らないのはコスモスクオリティということでお許しを。
3.ゲームウォッチ風ゲーム
小さいボールを穴に入れるという電子とは真逆のアナログゲーム。瞬殺で飽きる。ドット柄のキャラに努力を感じるが完全アナログ。