こんなガレージが欲しい! クルマ好きの夢空間はアメリカ人をお手本に。

自動車大国アメリカのクルマ好きはガレージにこだわる人が多い。広大なスペースに自分の「好き」を詰め込んだ空間は、もはや私設博物館。ガレージを夢見る人たちのお手本になる。夢のような空間だ。

もはや博物館並みのコレクション。

これがプライベートガレージだとは思えないほど広いガレージスペース。プロのメカニックも
舌を巻いて逃げ出すほど。その終わりの無い旅は今も続いているという

クルマ好き、バイク好きの夢の空間といえばガレージの存在。自分の好きな車両だけでなく、そこにはそれ以外にも自分らしさを表現できる、いわば誰にも邪魔されない場所。自分の好きなモノへの思いが強ければ強いほど「いつかは持ちたい」と思うのも無理はない。

事実、アメリカのガレージカルチャーは親子代々受け継がれることも珍しくないし、自分だけのガレージを持って初めてクルマ好きとしては一人前だったりするから奥が深い。狭い日本ではちょっとしたガレージスペースを持つことだって夢のまた夢という人もいるのだから、アメリカ人はうらやましい。

巨大な倉庫級の建屋の壁にはガスステーションのサインや看板などを敷き詰める。どれもアンティークでグッドコンディションばかり。長年のコレクションをすべてこの空間に集約させている

でも、いつかはガレージをと思っている人にはここに紹介するような良い意味でメーターを振り切っているスタイルは、参考になることはまちがいない。

ここのオーナーのケントリーは残念ながら写真撮影は恥ずかしいからと、このカットが限界。元トップレーサーである

このガレージのオーナーであるケントリーはかつてモトクロスのトップレーサーだった人物。幼少期から、父親と週末になるたびにガレージで過ごし、少年時代からスワップミートやフリーマーケットに行くのは日課。たとえ旅先でも、そこで出会ったアンティークやクルマのパーツなどは、どれも思い出といっしょに手に入れてきた。

ここは自分の人生そのものと言う目は少年のころのままキラキラとしている。ここには彼のすべてを詰め込んだ、彼にとっては人生の成績表なのかもしれない。

このガレージ自体は建ててから約30年間所有しているという。中にあるモノは自分の人生だと語るオーナーのケントリー。幼少期からクルマやバイクをいじってきた
ガラス張りのショーケースにもちょっとしたクルマの部品からエンブレムまで、ヴィンテージパーツがごろごろある
ガレージ内にあるラウンジスペースももはや隙間が無いほどにアンティークで埋め尽くされている。もはや自分でもその詳細はわからなくなっている

憧れのガレージで大事にメインテナンスされていたクルマの数々を紹介!

1956年式フォードF100ピックアップは最新のパーツで武装した快適仕様。ボディもモダンなシルバーに塗装している。

フェンダーを取り外し、ルーフを短くチョップした’32年式フォード・セダン。クルマの好みはホットロッドからドラッグレーサーまで広範囲だが、旧車にこだわる。

ガレージ内にクルマを持ち上げられるプロユースなリフトを設置しているくらいの筋金入り。ここにもフォードF100が。

バイクのレースだけでは飽き足らなかったのか、クルマもご覧のようなヴィンテージのドラッグマシンまで所有している。

見ているだけでワクワクしてくる本場アメリカのガレージ。なかなか土地の狭い日本ではここまでのスケールは実現は難しいが、雰囲気や空間づくりの参考にはなるはず。いっそ、本場のスワップミートに参戦してまずは装飾になりそうなものから探してみるのもいいかもしれない。

(出典/「Lightning 2021年6月号 Vol.326」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

Pick Up おすすめ記事

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...