なかでも、今回取り上げる「土間空間」は、住み手の遊び心が試される、最もフリーダムな空間。
一度きりの人生、せっかくなら「BESS」の土間を楽しみ尽くそうじゃないか。土間はアナタの人生に、彩りと潤いを与えてくれるはずだ。
旧くて新しい「土間」が“スタイル”を創り出す。
土間とは「建物内で、床を張らず、地面を露出するか、三たたき和土、タイル張りなどにした所。土間床。」(出典/デジタル大辞泉)のことで、かつて日本の民家では当たり前に見られ、炊事や農作業場、物置きなどとして土足のままあがれる、いわば多目的スペース。
都市型かつ西洋スタイルの生活が主流となった現代では、必要性が少ないことと手狭な住宅事情によってほぼ見られなくなった。
だが、靴を履いたまま作業もできるし雨でも平気。そして汚れても大丈夫という「土間」の魅力を再発見し、現代の暮らしに取り入れたのが個性豊かな木の家を手がける「BESS」だ。
室内は無垢の木とラフな土間のコントラストが懐かしくも新しい感覚。土間スペースは玄関程度から1階の半分、なかには1階部分のほぼ全てを土間にするなんてことも可能だ。
バイクいじりや日曜大工など雨の日や夜でも気にせず作業をしたい、子どもを思い切り遊ばせてあげたい、仲間達と土足で気軽に集いたいなど、それぞのライフスタイルに合わせて使い方も自由自在。
旧くて新しい「土間」空間が、アナタのライフスタイルをさらにワクワクさせてくれるに違いない。
どう使ってる? 実際に住人がどう土間を使っているか拝見!
CASE1 河村邸|1階の半分を土間にして、DIYも楽しむリビングに。
「BESS」が家と土地をセットで販売するBESS街区。そのなかで千葉県佐倉市に住む河村さんファミリーは現在、奥様と娘さんふたりと愛犬という5人家族。
「それまで住んでいた社宅が取り壊しになるので家を出ないといけなくなり、いろいろ見に行きましたが、BESSの家を見て嫁も僕も『これしかない』という感じでひと目惚れしてすぐに購入を決めました」というのはご主人の俊朗さん。
ログハウスの外観や木をふんだんに使った内観はもちろん、やはり決め手は土間。
「広いし、汚れも気になりませんから、ローテーブルや薪小屋なども自作ですが、モノづくりが楽しくなったし、なにより休日の過ごし方が変わったのが一番ですね」
CASE2 斉藤邸|デッキとつながる土間で憧れのアメリカンライフを。
「昔から『Lightning』が好きでBESSの記事もよくチェックしていたんです。でも、価格的に無理かなと諦めていたんですが、展示場で現物を見たらやっぱり諦めきれなくて。相談しているうちにいい土地も見つかって、予算内で建てられるとわかったので決めました」という斉藤さんが選んだのは「ワンダーデバイス」。
土間部分は標準のほぼ2倍に拡大し、土間にはいつでもD.I.Y.ができるようお気に入りの工具箱を設置。
「この家に暮らしてから近所の人や友人もよく集うのですが、土間があると人がたくさん来たときでも玄関回りで混雑することもないし便利です。もっと広くてもよかったと思うくらいです(笑)」
CASE3 岡崎邸|土間に薪ストーブを設置し、家じゅうがポカポカのスローライフを実現!
2年ほど前から「BESS」の「カントリーログ」に住んでいる岡崎さん。リビングに併設する土間には、薪ストーブが置いてあり、自然と家族が集まる場所になっている。
「まだ子供が小さいので、木枠で囲っています。逆に腰を掛けたりできるので、不便ばかりじゃないんですよ(笑)。薪ストーブは本当に暖かくて、シーリングファンを取り付けているので真冬でもぽかぽかです」と薪ストーブは生活に欠かせないツールになっている。
ずっと薪を燃やすとコストが高いのでは?
「友人の仕事を手伝うと伐採した木をたくさんもらえるので、実はタダなんです。裏庭が大きいので、そこで乾燥させて必要な分だけ斧で割っています。これがまた楽しいんですよ」
まだまだあります、土間空間活用術! 4つの実例を紹介!
1.アウトドア用品の収納とくつろぎの空間。
こちらの「ワンダーデバイス」も1階の半分を土間スペースに。この写真だと「土間もったいなくない?」と思われるかも知れないが反対側はこの通り!
ご主人が陽当たりのいい土間に置いたベンチに座り、愛娘と愛犬とくつろぐ。「自宅でアウトドア気分を味わえる。土間のある暮らしは豊かです」と語るように、実は壁はストーブと並ぶようにアウトドアグッズの収納棚があるのだ。
2.ガレージ兼リビング。
こちらのお宅は「カントリーログ」で、1階の半分が土間空間。ガレージ兼リビングとして活用している。
1階の土間スペースから見た吹き抜け部分。この開放感が、「BESS」のログハウスの魅力。土間には、バイクの他にサーフボードなど、ご主人の趣味モノがディスプレイされている。家族もバイクに乗るとあって、みんなで眺めながらくつろぐのが日常なんだそう。
3.ダンスの練習とイラスト制作の空間。
こちらも広く土間をとった「ワンダーボイド」。玄関を開けると広がる土間空間には、ご夫婦で楽しんでいるヒップホップダンスの練習用に大きな鏡も設置。また、イラストレーターとしても活躍するご主人のイラストを描く作業スペースも土間に設けられており、時間を見つけては、 ここで創作活動に没頭している。
4.家族団らんの土間リビング。
「ワンダーデバイス」の1階半分を土間空間にしたお宅。土足であがれる広い土間はアメリカ文化に傾倒した家長のこだわりが溢れる。天井の梁がアクセントにミッドセンチュリーな家具とも調和する。
ご覧のように1階の中央にある階段を境に土間と木の床がわかれているのがわかる。段差はほぼなく、境目でスリッパを脱ぐスタイルだ。
紹介したお宅はすべてモルタル仕上げだったが、「カントリーログ」では土間空間もウッディに仕上げることもできる。だいぶ雰囲気が変わるので、広さだけでなく素材もこだわりたいところ。
土間活用術を紹介したオーナーそれぞれの暮らし方やどんなカスタムをしているか実際の様子は、下記特集ページにてご覧いただける。どのタイプにすべきか悩んでいる人はぜひ参考に!
【番外編】第二の土間空間「2階リビング」はどう使う?
「BESS」の家の土間空間と並び、その用途が住人に委ねられているのが「2階リビング」だ。
吹き抜けの階段をあがった先、扉のある居室の手間にあるロフトスペースともいえる場所なのだが、ここをどう使うかは「BESS」オーナーの発想力にかかっているとも言えるのだ。
こちらは昔のアメリカ映画で観たような、もっとも“ログハウス然”としたモデルの「COUNTRY LOG(カントリーログ)」の2階リビング部分。
ロフト状になったスペースで奥にベッドルームがある配置なのだが、この場所を趣味空間に大胆アレンジ。
仕事から帰って、皆が寝静まった時間に、一杯やりながら釣り具のメンテや、自作の毛針作り……最高に贅沢な時間の過ごし方が可能だ。
こちらも同じ場所なのだが、ピアノやギターを楽しむスペースに活用。ログハウスは音楽鑑賞に適していると言われ、海外では音楽スタジオに活用されるなど音質を楽しめる空間なので、練習にも身が入りそうだ。
和の様式をふんだんに感じられる倭様「程々の家」の2階踊り場部分も書斎にアレンジ! 落ち着いた雰囲気で、読書がはかどりそうだ。
◆
いかがでしたでしょうか? 土間と2階リビングともに、“楽しむ”ためのスペースであり、どう使うか考えるだけでワクワクしてくるはず。家族でどう使うか考えるのも最高のひと時になるだろう。
【問い合わせ】
BESS
TEL03-3462-7000
http://www.bess.jp
▼BESS購入を考えるなら必読!
(出典/「Lightning Vol.293」「Lightning Vol.292」「Lightning Vol.254」)
Photo/D.Katsumura 勝村大輔 S.Goto 後藤秀二 Styling/T.Nakajima 中島貴大 Text/S.Sato 佐藤周平
関連する記事
-
- 2024.10.30
BESSの家、俺ならこう住む! モヒカン小川編
-
- 2024.11.20
普通の家じゃつまらない。BESSの展示場に行けば自分好みの暮らしが見つかる
-
- 2024.11.19
家族みんなが笑顔で遊べるBESSの家。
-
- 2024.11.08
BESSの人気モデルWONDER DEVICEがリニューアル!