薪ストーブのある暮らしを始めてみない? 面倒を楽しむ心構えと便利なツールを紹介!

「ボタンひとつで部屋の温度が調節できる現代にあって、なんでまたそんな手間のかかるものを欲しがるのか……」

その魅力がわからない人からすれば、薪ストーブとは非常に手間のかかる面倒くさそうなものだろう。だがしかし、薪ストーブの魅力とはまさにその“手間”にあり!

ただ暖を取るだけじゃない薪ストーブのある暮らしを紹介するとともに、楽しむためのツールも紹介しよう。

薪ストーブは手間がかかるからこそ楽しいのだ。

暖かい薪ストーブの周りには、自然と人が集まってくる。普段はボードゲームなんてしない大人たちも、今日は懐かしの「人生ゲーム」で大盛り上がり! すべては薪ストーブのなせるワザなのだ

寒い寒い冬。リビングや土間スペースに鎮座する薪ストーブに薪をくべ、ストーブの周りには家族が自然と集まり、木の爆ぜる音を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごす……そんな光景を、映画などで観たことがあるだろう。

誰もが一度は薪ストーブに憧れるが、家を購入する際には、結局、薪ストーブのことなんて頭から追いやってしまう。

薪ストーブに憧れながらも、薪ストーブを選ばない理由、それは単純明快、「面倒くさいから」。

インテリアとしても存在感があってクールだし、火力も申し分ないが、薪ストーブで暖を取ろうと思えば、まず薪を用意し、薪を割り、くべながら火の管理をし、定期的にメンテも行わなくてはならない。

そもそも、寒い外から帰ってきて、薪ストーブに火を入れても、いまどきのエアコンのように、瞬時に部屋が暖かくならないのだ。

う〜ん、こう書くと、どうにも薪ストーブの分が悪いが、実は、この「デメリット」こそが、薪ストーブ好きにとっては「メリット」だという。

エアコンでは薪割りをすることができないし、ゆったり火を眺めることができないし、メンテを楽しむことすらできない。

今回、Lightning編集部のみんなで薪割りに挑戦してみたが、実はこれがとんでもなく楽しい! 体を動かす楽しみや、道具にこだわる楽しみなどなど、遊び方がたくさんある。

手間を「楽しみ」に変える、遊び心に溢れた人なら、こんなに楽しい暖房器具はないはずだ。自然と家族の会話も弾み、テレビやスマホも必要ない、アナログだけど豊かな時間が味わえる。これこそが、薪ストーブの真骨頂なのだ。

こんな道具なら、薪割りはもっと楽しくなる!

1.「ファイヤーサイド」のキンドリングクラッカーキング

まず紹介するのが「キンドリングクラッカーキング」。上に向いた刃の上に薪を置き、ハンマーで叩くだけで、安全に最小限の力で焚きつけを作れる。専用ハンマー「ファイヤーサイドストライカー1000」は片口タイプで操作性も良好。

このスタイルなら子どもがお手伝いすることもできる。親子のコミュニケーションにも一役買ってくれそうだ。

▼この親子の薪ストーブのある生活の様子はこちらの記事でチェック!

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2.「グレンスフォシュ・ブルーク」の大型薪割り

スウェーデンの老舗、グレンスフォシュ・ブルークの「大型薪割り」は、機能性とデザインを併せ持つ“鍛鉄の工芸品”。また消防ホースをリメイクして作った「ファイヤーホースキャリー」は薪運びにも便利。

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3.「ファイヤーサイド」のデジタル含水率計

薪の乾燥具合を計測する「ファイヤーサイドデジタル含水率計」は、薪ストーブの必需品。2本の金属部分を薪に差し込むだけで、含水率が液晶ディスプレイに表示されるスグレモノ。ニオイの近隣トラブルの大半が薪の乾燥が甘いことが原因と言われているので、このアイテムは絶対に必要!

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4.「ミナト」のログスプリッター

こちらは手動式の油圧薪割り機。破砕力12トンとあって、太い丸太も簡単に分割することができる。薪ストーブを日々使用するなら持っていて損はない。

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薪を保管する小屋(薪棚)はDIYして、それさえも楽しんでしまおう!

小さくカットした薪は使うまでに乾かす必要がある。そのため、敷地内に薪棚と呼ばれる小屋を設置するのが、薪ストーブユーザーの基本。

こちらは「BESS」のログハウスで暮らすオーナー自作の薪棚。ちなみに薪用の木材は桃農園を営む友人から調達しているんだとか。

▼上の薪棚のある「BESS」で暮らす入江さんの薪ストーブはこちらの記事でチェック!

BESSの家だから実現した、夢の“アメリカンハウス”の全貌を紹介!|BESS

BESSの家だから実現した、夢の“アメリカンハウス”の全貌を紹介!|BESS

2021年10月24日

薪は知り合いから手に入れる人や、間伐材を安く分けてもらっているという人もいるが、都市部なら薪の定期便などのサービスを利用している人も多い。無理せず最初から細かくカットされているものを選んだり、ライフスタイルに合わせて楽しむのが一番だ。

薪ストーブでクッキング! ピザも鍋もお手のもの。

薪ストーブの魅力は、部屋を暖めるだけじゃなく、料理も出来てしまうところにもある。

輻射熱でじっくり火が通るので、天板の上に鍋を置いてシチューを煮込んだり、炉内でピザを焼いたりと、さまざまな料理を楽しめる。

今回はスーパーなどで売っている冷凍ピザを使用。薪ストーブの火力を調節して、スキレットの上に載せてストーブ内に投入!

ビールを飲みながら、時折、焼け具合を窓からチェックしつつ、ピザが焼けるのをボーっと待つ。こんな時間が最高に楽しいのである。

そして、この焼き加減! チーズがとろけて、生地に美しい焼き目が付いた。グローブをはめて、熱くなったスキレットを取り出す……この瞬間がたまりません!

ピザ生地がパリパリして、本場のピザ窯で焼いてるみたい。こんな美味しいピザは、電子レンジじゃ作れない!

続いて薪ストーブの炉内に、アルミホイルでくるんだサツマイモを投入し、焼き芋にチャレンジ! こんな楽しみ方も薪ストーブならでは。同じようにおにぎりを入れればご覧のような焼きおにぎりの完成!

薪ストーブの天板はじっくり煮込みたいシチューや鍋の調理にも最適。のっけて待つだけで、最高の一品の出来上がりだ。

薪ストーブは暖房であるだけでなく、立派な調理器具でもある。

天板に鍋を置けば、輻射熱でじっくり火が通り、コンロで作るのとは一味もふた味も違う料理が出来る。また炉内でも、五徳を使ったフライパン料理もできるので、いろんなレシピに挑戦してみてはいかが?

◆

薪ストーブの周りに家族が自然と集まり、暖を取り、会話が生まれ、料理を作り、団らんが始まる……そう、薪ストーブは、暮らしを楽しくする“装置”なのだ。

▼こちらの記事もおすすめ!

「BESS」で叶える、薪ストーブのある風景。

「BESS」で叶える、薪ストーブのある風景。

2021年10月24日

(出典/「Lightning Vol.309」「Lightning Vol.308」「Lightning Vol.297」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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