悪路も問題なく走れ、休憩にも十分な車内空間が魅力。
渓流釣りにおける釣法、テンカラ。その語源や由縁は定かではないが、元々は川漁師が行なっていた日本固有の釣り方で、竿、釣り糸、毛針のみで行うシンプルな釣りだが、難易度は高いとされている。ターゲットはイワナ、ヤマメ、ニジマスなどのマス類。ポイントとなるのは、水質が良く、流れのある河川の上流域。そのポイントを探し求め、未舗装の山道を走り回るのは当然のこと。必然的にタフに走れるクルマが必要だ。
「休日の8割は釣りに出かけています。だいたい仕事が終わると、その日の深夜にクルマを走らせ、現地に到着後に車内で3〜4時間仮眠をとり、夜明け前に準備をして沢を登り始めるというのがルーティンですね。よほどの嵐が来ない限り、釣りを楽しんでいます」
撮影当日もあいにくの雨。連日のぬかるんだ山道や砂利道もなんのその。ポイントとなる川沿いまで余裕のドライビングだ。
「2年ほどマツダのプロシードに乗っていますが、シートも仮眠できるほどリクライニングできますし、ピックアッ
プならではの窮屈さも苦になりません。何よりタフに走れる安心感が気に入っています」
【1997 MAZDA PROCEED】海外で高く評価されるマツダのピックアップトラックの3代目。
初代が発売されたのは1965年。マツダのピックアップトラックとして長い歴史を誇るプロシードは、主に海外輸出用として生産され、高い評価を得てきたモデル。その3代目にあたり、国内販売を強化するために作られたのが、堀江さんの愛車キャブプラスだ。H・Dをメインに修理業を営む堀江さんにとってピックアップ型は必須条件。これまで、サバーバン、C-10、サニトラと乗り継ぎ、2年ほど前にプロシードへと乗り換えた。趣味である釣り、そして仕事とともに無くてはならない存在なのだ。
メインに使用するマツダ プロシードの他に趣味のクルマとしてメルセデスベンツS124 300TEも所有。隅々まで整備が行き届いたコンディションの良い1台だ。その他にBMW K100RSも愛用している。趣味を持つものにとって羨ましい限りの環境だ。
(出典/「Lightning 2017年7月号 Vol.279」)
Text/T.Itakura 板倉環 Photo/T.Tsuji 辻嵩裕
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