サンダルとレザーシューズの中間! 「トーキョーサンダル」ヒールホールド・スリッポンが秀逸。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、長いステイホームの憂うつを吹き飛ばすには買い物が一番だと信じてやまず、最
近はついついいろんなモノをポチッとなで買ってしまうクセが身についているデニム通ラーメン小池がお届け。

私にぴったりのサンダルに出会ったかも。

歳を取ったせいなのか、単なるモノぐさなのか、最近はプルオンタイプの靴ばかり。ブーツはエンジニアやローパーがメイン。レースアップブーツも持っているんだけど、最近登場機会が少ない。ならばもっと楽をしてスニーカーを履けばいいのに、スニーカーはここ十数年履いていないという面倒な性格。

しかもサンダルも履かない私。なぜかというと、バイクやクルマを運転することが多いので、カカトをホールドしてくれないサンダルはこれまた私のスタイルとは違う。はっきり言って単なるわがままなんだけど、世の中にはそんな面倒くさい性格の人にもぴったりのプロダクツを考える人がいるわけで、そんなアイテムに出会ったときは心も躍る。

「トーキョーサンダル」のヒールホールド・スリッポン

ぽっこりとした飾り気のないデザインだけど、ストラップやレザーを折り返したヒール部分のデザインなど、 しっかりと主張がある。私が購入したのはご覧の栃木レザーを使用したタンカラー。4万3780円(ザ・ブーツショップ TEL03-6802-8083 http://craftbank.net/tokyosandals)

それがトーキョーサンダルが展開しているヒールホールド・スリッポン。基本デザインはサンダルなんだけど、しっかりとヒールもホールドしてくれる独自のデザイン。サンダルとレザーシューズ(見え方によってはブーツ)のちょうど中間に位置するアイテムなのだ。

サンダルのようにイージーに履けてそれでいてヒールをホールドしてくれるので、バイクもクルマも運転できる。さらには履き込むことで、レザーアイテムならではの経年変化も期待できる。あーだこーだと身につけるモノにうるさい私にもぴったり。この夏はこのサンダルがメインになりそう。

個人的には色落ちしたデニムをいつもより余計にロールアップしてくるぶし丈に。そこにこいつを合わ せたい気分。経年変化も楽しみ
作りは極めてシンプル。内張りは使わずにインソールもレザーそのまま。真鍮製バックルが付いたストラップでホールド感を調整可能
土踏まずのアーチを考慮した抑揚のあるソール部分。成型合板の手法をレザーに取り入れることで、立 体的なフォルムを実現させた

【問い合わせ】
ザ・ブーツショップ
TEL03-6802-8083
http://craftbank.net/tokyosandals

※情報は取材時のものです。

(出典/「Lightning 2020年7月号 Vol.315」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

Pick Up おすすめ記事

【Punctuation × 2nd別注】手刺繍のぬくもり感じるロングビルキャップ発売!

  • 2025.10.29

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【Punctuation × 2nd】ロングビルキャップ[トラウト] 温もりのある手仕事が特徴の帽子ブランド「パンク...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...