「レッドウィング(RED WING)」直伝! ラフアウトレザー(スエード)ブーツのお手入れ術と保管のポイント。

メインテナンスや保管方法を間違えると、カビが生えることもあるレザーブーツ。オフシーズン前に正しい方法をマスターしておきたい。定番のオイルドレザーのお手入れ術は下記記事とチェックしてみてほしい。

エイジングこそ正義!カッコいいブーツを作るためのお手入れの基本。レッドウィング875で実践!

エイジングこそ正義!カッコいいブーツを作るためのお手入れの基本。レッドウィング875で実践!

2023年02月13日

「CLASSIC WORK 8173 (Hawthorne “Abilene” Roughout)」をメンテナンス!

ラフアウトレザーを採用したクラシックワーク。オロラセット・カラーとは違うタフな経年変化を楽しめる一足で、無骨な佇まいが魅力。トラクションソールとも相性抜群の色合い。こちらをメンテしていく。

教えてくれるのはこの方!

松浦佳和さん。レッド・ウィング・シュー・ストア東京青山の副店長として活躍。シューズメンテ工房に勤務していた経験もあり。

用意するもの

ヌバック/スエードクリーナー(ナイロンブラシとラバーバーのセット) 、レザープロテクター(防水スプレー)/共にレッドウィング(レッドウィング・ジャパン)

専用のクリーナーを使用していく。

1.紐を外す。

こちらもまずは紐を外すことから。これは紐がある靴をメンテするときに共通する第一歩。

2.紐も拭く。

濡れたタオルで紐を挟んで、引っ張るように伸ばしながら紐の汚れを拭き取っていく。

3.ナイロンブラシを使用。

ラフアウトのメンテの主役はナイロンブラシ。馬毛ブラシよりもコシがあるのが特徴的。

4.汚れを掻き出す。

ラフアウトは毛並みが一定ではないので、多方向から汚れを掻きだすようにブラッシング。

5.ラバーバーも活用。

トゥ部分は汚れがひどいことがあるので、ラバーバーで擦るようにして汚れを落とす。

6.履きシワも伸ばす。

履きシワの部分は黒ずみになっていることが多い。しっかり伸ばした状態で擦ろう。

7.ラバーのカスを取り除く。

最後にラバーのカスを取り除くためにブラッシング。コバのステッチあたりもしっかり。

8.比べると一目瞭然。

右がメンテ前、左がメンテ後。ラフアウトはブラシで毛を起こすだけでも明るく見える。

9.防水スプレーは履く前に。

仕上げの防水スプレーは必ず履く前にする。長期保管前にかけても、あまり効果がない。

完成!

色合いが戻ってきたのが一目瞭然。汚れも落ちてまた履くのが楽しくなるはず

【保管】箱に収納するときの湿気対策の裏技を紹介。

箱の四隅と横に穴を開ける。

箱に収納するときに気になるのが湿気。その対策として箱の四隅と横に小さい穴を開けよう。それだけでも通気性がよくなる。

紐は外した状態で収納。

紐は外したままの状態で箱に入れる。外した紐は両足分をコンパクトにまとめて、ブーツと一緒に箱に入れておくと無くさない。

購入時の紙も再利用。

レッド・ウィングのブーツは購入時に紙に包まれている、その紙は長期保管の際に再利用できる。これだけでも湿気対策になる。

棚で保管する場合は不織布で覆うとベスト。

棚に置いて保管する場合は、湿気は低い部分に溜まりやすいので、なるべく風通しがよい高い場所が理想。さらに埃やカビ対策として、気性のよい不織布で覆うとベスト。

【DATA】
レッド・ウィング・シュー・ストア東京青山
東京都港区南青山5-4-29
TEL03-6450-5349
営業/12:00~20:00
休み/水曜
http://www.redwingshoe.co.jp

▼こちらの記事もチェック!

革靴やブーツのお手入れに欠かせないクリームおすすめ10選。

革靴やブーツのお手入れに欠かせないクリームおすすめ10選。

2022年04月18日

(出典/「Lightning 2017年3月号 Vol.275」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...