1940 LONGINES 35mm CALATRAVA
近年は一部のスポーツモデルを除き、その価格上昇が鈍化。逆に盛り上がってきているので、人気の低かったドレス系の金無垢モデルだ。金相場がこれだけ上がっていることも無関係ではないだろう。
その中でも狙いたいのが、ブラックのミラーダイヤルである。1960年代の後半までのRolexのスポーツモデルで使われているが、様々なメーカーでブラックの文字盤が使われていた。視認性の問題からどこも数が少なく、文字盤のデザイン性やコンディションが大きく値段が変わる。今回ピックアップしたのは、様々な名機を生み出したLONGINESの金無垢カラトラバケースだ。
Cal.27という手巻きの自社製ムーブメントに、クラシックなアップライトのローマ数字を用いたミラーダイヤルが魅力。ケースは14金で裏蓋を二重にするなど、手間暇を惜しまないクラフトマンシップ溢れる作りに。スモールセコンドと美しいラインのカラトラバケースもマッチしているグッドデザインである。
【DATA】
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※情報は取材当時のものです。
(出典/「CLUTCH2023年11月号 Vol.93」)
Photo by Kazuya Hayashi 林和也 Text by Shuhei Sato 佐藤周平
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