人気時計店オーナーのプライベート時計コレクション。

  • 2022.05.30  2022.05.28

ヴィンテージという概念が存在する世界には、必ずコレクターが存在する。そのカテゴリーは細分化されており、デニムのようにメジャーなものから知る人ぞ知るニッチなものまで、奥深い世界が広がっている。そんな様々なジャンルのコレクターを、テーマごとにフィーチャーし、膨大なコレクションの中から厳選した逸品を紹介していく。今回は人気時計店オーナーの個人コレクションを見ていきたい。

「EGUCHI WATCH STORE」Owner・Daisuke Eguchiさん

1980年生まれ。東京都出身。吉祥寺にある名店『江口洋品店・江口時計店』のオーナー。高校時代からサーフィンにハマり、夜中より魚市場で勤務した後に、海へ向かうというライフスタイルを過ごす。その後、有名シルバージュエリーブランドでシルバースミスとしてキャリアを積み、独立してヴィンテージクロージングショップを開業。10年ほど前にシルバー製作用の道具一式を手放して、時計を修理する設備に入れ替え、独学で時計のオーバーホールや修理を学んでいく。最初に手掛けたのが、Cartierのマストタンクだったこともあり、当ブランドを中心にした江口時計店を2016年にオープンする。主にドレスウォッチを展開しており、王道モデルから時代のあだ花になった知る人ぞ知るレアモデルまで、豊富なラインナップでファンを魅了している。https://eguchi-store.jp

1.1967 Rolex Explorer1 Ref.1016

Cal.1570。ミントコンディションのミラーダイアル。ミラーの最終期。今まで見た中で一番きれいだった1本。ゴールドレター仕様。

2.1966 Rolex GMT Master Ref.1675

Cal.1575。ミラーダイアルからマットダイアルに切り替わった最初期のロングE。コンディションが気に入っている。伸びがほとんどないリベットブレスを装備。あえてドーム風防に変更して楽しんでいる。日焼けのエイジング具合もお気に入り。

3.1960 Rolex Veriflat Ref.6512

Cal.1000。珍しいスモールセコンドのデザイン。モデル名のとおりオイスターケースなのに非常に薄い。Curious Curioで購入したブレスレットを装着している。

4.1951 Rolex OYSTER PERPETUAL Ref.6085

Cal.645。ホワイトのギョーシェダイアルと初期のクラウンマークに一目惚れして購入。’50年代初頭の数年だけ存在した、非ねじ込み式リューズのスーパーオイスターケースのモデル。

5.1980s Cartier Tank Reverso

LeCoultre製のムーブメントP83 8/1。同時期の回転式のバスキュラントの復刻がETAムーブメントを使っているのに対して、Le Coultre 製。レベルソのCartierバージョンといえる。

6.1952 Patik Philippe Calatrave Ref.2533

Cal.27SC。珍しいセンターセコンド仕様で夜光があるのはかなり珍しい。バブルバック的に使っている。34㎜ケースにブルースチール針を装備。

7.1990s IWC MarkXII Ref.3241

LeCoultre製のCal.884。日本が先行発売されたモデル名の表記がない仕様。ミリタリーらしさを求めるならこれ。“オシャレ仕様” のファーストモデル。36㎜ケース。

8.1955 BREITLING NAVITIMER Ref.806

手巻きムーブメントのVenus178。これが初めて出会った1stモデルで、最初は3rdモデルを入手した。インダイアルもブラックが1stの特徴。4年前に購入。文字盤のコンディションが抜群でブレスもオリジナル。

9.1970s ZENITH DEFY Ref.A782

El Primero の3019PHCというムーブメントを搭載したクロノグラフ。けっして評価されている名作ではないが、スクエアのケースやスカイブルーの文字盤など、個性的なデザインが気に入っている。

10.1950s AUDEMARS PIGUET

手巻きムーブメントはValjoux製。VZSSをずっと探していた。屈指の美しいムーブメントが魅力のコレクターズアイテム。ステンレススチールケース。

CLUTCHmagazine84号では他にもたくさんのコレクションを紹介している。そちらもぜひチェックしてみてほしい。

(出典/「CLUTCH2022年4月号 Vol.84」)

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