「フェルコ」のジャケット
春の訪れを感じたおりに、ふと考えました。私にとっての「春っぽい色」って何色だろう?
日本には四季があり、季節の移ろいを細やかに表現する言葉がたくさんあるように「伝統色」と言われる色も他国に比べて多いと言われています。春で言えば、梅や桜、菜の花や若葉や藤といった草花から連想されるような色が春らしい色と言えそうです。では、メンズファッションの文脈で春の色と言ったら何色なんだろうと。
すぐに思いつくのはイエローやピンクだったんですが、アメリカントラッドを標榜する雑誌として推せるアイテムと考えると、筆頭格は生成りやナチュラルと言われるような色ではないかと。
グリーン×ホワイトのリブとの組み合わせもカレッジテイストが香り、軽やかだけどアワードジャケットらしさを醸し出しています。また、このアイテムの春らしいポイントはもうひとつ。
ボディのコットンポプリン生地です。そう、この面構えなのに、ナイロンじゃないんです!
ここ数年の春ってすぐに暑くなるので、春アウターの活躍時期がめちゃくちゃ短いんですが、シャツでもよく使われるポプリンなら夏まで使えるんですよね。白い服って少し緊張する人も多いと思うんですが、個人的には春ほど白が似合う季節はないと思います。ホワイトデニムを合わせて白×白に挑戦予定。2万4200円(セプティズTEL03-5481-8651)
(出典/「2nd 2025年6月号 Vol.212」)
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