ジャパンデニムに惚れ込んだ男たちのこだわりデニム

気づけば生みの親であるアメリカを越えて、日本のものづくりは世界イチになった。「アメリカンなデニムを作る」だけでなく、アメリカから教わったことを糧に日本で日本人が作るからこそできること。そこに価値を見出し、ジャパンデニムに惚れ込んだ2名のデニムラバーの声を聞いてみた。

1.「ソウボウ」デザイナー・藤田貴久さん

デニムブランドや古着店のショップスタッフを経験した後、PRを経てデザイナーに。休日は双子の子どもとの公園遊びに勤しむ

藤田さんがデザイナーを務める「ソウボウ」の新作デニムの中でも注目はダブルニー仕様のペインターパンツだ。九州でのモノづくりに共鳴するブランド渾身の1本はサラッとしたリネン混のデニム生地を使用。

「穿き込むことで柔らかくなるのが特徴で、11オンスなのでコンフォートに着用できます。デニム本来のワークな雰囲気ではなく、クリーンに着られるペインターパンツを目指しました。永く快適に穿けるものを作るためにも密にコミュニケーションを取り合うことのできる日本での生産は自分にとってはとても大切です」

2.「TF」バイヤー・岡本碧さん

鳥取県出身。「オーラリー」や「コモリ」を中心としたシンプルでかつ上質なアイテムを取り揃える「TF」のバイイングを担当する

岡本さんがおすすめの1本に挙げるデニムは今季よりスタートした「アワサ」のダメージデニム。デザイナーの故郷である福井県の方言で「あいだ」を意味するニューブランドがリリースしたジャパンデニムは程よいウォッシュ加工とダメージ具合が特徴だ。

「アメリカのヴィンテージデニムを独自に解釈した日本のデニムらしい加工や膝が出ない位置に入ったダメージが嫌らしくなくて好みです。カジュアルになりすぎないのでクリーンなスタイルにもよく合いますし、自然なヒゲなどヴィンテージライクな風合いも魅力です」

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

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