1.「ソウボウ」デザイナー・藤田貴久さん
藤田さんがデザイナーを務める「ソウボウ」の新作デニムの中でも注目はダブルニー仕様のペインターパンツだ。九州でのモノづくりに共鳴するブランド渾身の1本はサラッとしたリネン混のデニム生地を使用。
「穿き込むことで柔らかくなるのが特徴で、11オンスなのでコンフォートに着用できます。デニム本来のワークな雰囲気ではなく、クリーンに着られるペインターパンツを目指しました。永く快適に穿けるものを作るためにも密にコミュニケーションを取り合うことのできる日本での生産は自分にとってはとても大切です」
2.「TF」バイヤー・岡本碧さん
岡本さんがおすすめの1本に挙げるデニムは今季よりスタートした「アワサ」のダメージデニム。デザイナーの故郷である福井県の方言で「あいだ」を意味するニューブランドがリリースしたジャパンデニムは程よいウォッシュ加工とダメージ具合が特徴だ。
「アメリカのヴィンテージデニムを独自に解釈した日本のデニムらしい加工や膝が出ない位置に入ったダメージが嫌らしくなくて好みです。カジュアルになりすぎないのでクリーンなスタイルにもよく合いますし、自然なヒゲなどヴィンテージライクな風合いも魅力です」
(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)
Photo/Nanako Hidaka, Yoshika Amino Text/Masataka Kirita,Shuhei Takano, Yu Namatame, Kihiro Minami
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