2nd編集部が厳選した、冬に取り入れたい新作4選

  • 2023.12.24

毎月数多のブランド、ショップを訪問、取材している2nd編集部。膨大なアイテムに出会い、その中から特にこの冬に押さえておきたい新作を4品セレクト。ウインターシーズンに活躍しそうなダウンジャケット、財布、ボンディングデニム、フェルトハットをお見逃しなく。

1.「マナスタッシュ」の4wayダウンジャケット|4つの顔を持つ、環境にも人にも優しいダウン

1993年にアメリカ・ワシントン州シアトルにて創業した「マナスタッシュ」。環境を考慮し、ヘンプやリサイクルフリースを使用しながら、旧きよきアメリカのプロダクトをデザインベースにアイテムを生み出し続けている。そんな同ブランドからファッションとカルチャーをクロスオーバーさせた新たなスタイルの提案が届いた。

ボリューミーなルックスと、イエローカラーが目を引くこちらのダウンジャケット。表地にはリサイクルポリエステル、中綿にはリサイクルダウンを採用するなど同ブランドらしい素材選びも特徴だ。また、フードと袖が着脱できる4way仕様となっているため、より幅広い期間の着用はもちろん、1着で様々なスタイルを楽しむことができる。

裏地には肌触りの良い、柔らかな素材が採用されているため、環境だけではなく、人にも優しいジャケットに仕上がっている。 5万2800円(マナスタッシュ 原宿TEL03-6447-0819)

2.「グリーンレーベル リラクシング × ラルコバレーノ」のスマートカードウォレット|キーワードは「育てられるラルコバレーノ」

ミラノ在住の日本人デザイナーによって誕生したレザーブランド「ラルコバレーノ」。創業以来、ヨーロッパ原産の上質な革をセレクトし、イタリア国内の熟練した革職人による高度な技術で丁寧につくりあげられてきた。

こちらの財布は「育てられるラルコバレーノ」をつくりたいという「グリーンレーベルリラクシング」のリクエストを受け、イタリアの老舗タンナーと協業し、一からつくりあげたアイテム。これまで使用していたゴートレザーは表面に樹脂コーティングを施すことで、いい意味でエイジングせず、買った時そのままの状態を維持するものであったが、今回はフルベジタブルタンニング、アニリンフィニッシュ。エイジングに必要不可欠な手法にてゴートレザーを仕上げることで、新たなゴートレザーを開発。

今までにない、新しい「ラルコバレーノ」が完成した。 3万3000円(ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 自由が丘店TEL03-5731-8531)

3.「ジムマスター」のボンディングデニムパンツ|肌寒い冬にこそ穿きたい “暖パン”仕様のデニムパンツ

冬の肌寒い時期になると、どうしても生地の薄いデニムパンツは着用機会が少なくなり、クローゼットの奥へと追いやられてしまうもの。しかし、「ジムマスター」のこの一本はそんな時にこそ穿くべきだ。

ルックスはベルト付きの一般的な濃紺インディゴデニム。しかし、裏地は柔らかいフリース素材のボンディング仕様となっている。寒さの厳しいカナダで誕生し、スウェットアイテムを軸とする同ブランドらしいこの意匠は、この冬の僕たちの心強い味方となってくれること間違いなし。脚を通せばすぐにわかるその温もりに加え、着脱しやすいイージー仕様のウエストやストレッチによる快適な履き心地など、機能性は抜群。

さらに使い勝手の良いストレートシルエットやさりげなく配されたブランドロゴなど、デザインもシンプルで無駄がない。リーズナブルな価格も嬉しいポイントだ。 9790円(グランド・ワンTEL03-3358-1652)

4.「ボルサリーノ」のスーパーライトフェルトハット|ボルサリーノだからこそ実現できたエレガンスと軽さの両立

1857年、イタリアはアレッサンドリアで生まれた「ボルサリーノ」から超軽量の中折れハットが登場。その重さはなんとわずか50グラム! この数値は上質なフェルト素材を研磨し、輝くような光沢感と上品な毛並みを作り出した同ブランドの「QUALITA SUPERIORE(クオリタスペリオーレ)」、略してQSシリーズの中でも最軽量。

上質な兎毛の中からより細く軽いものを厳選し、さらに繊維に圧力をかけてフェルト状に加工する縮絨や、染色に至るまでの工程をすべて自社工場で行うからこそ実現できる軽量感は、着用していることすら忘れてしまうほど。無駄のないシンプルなデザインは合わせるコーディネイトを選ばず、ドレススタイルとも好相性。

その佇まいからは、1857年の創業時から変わらない製法で作り続けられてきた、色褪せることのないエレガンスが感じられる。 6万9300円(中央帽子株式会社TEL03-5839-2098)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年1月号 Vol.201」)

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