▼プレッピーってそもそもなんだ?
1.ルーズなフィッティング。
プレッピーな着こなしのひとつとしてルーズなフィッティングが挙げられる。ジャケットを着るときにはテーパードではなくストレートシルエットのパンツを選ぶ方がプレッピーだといえる。そうはいっても大きければいいというわけでもない。自分の体に合ったものを選ぶことが好ましい。それでもアイビーリーガーのようなスリムなスタイルよりずっと余裕のあるシルエットに見えるはずだ。
2.襟は必ず立てる。
襟は立てるものではないと誰が決めたのだろうか。プレッピーたるもの襟は重力にさからって必ず立てなければいけない。このような論争をしてしまうこと自体プレッピーでは決してないといえる。なぜなら本当のプレッピーであれば立てない方が不自然に感じてしまうからだ。この目印はこれから出会う人のなかからプレッピー仲間を見つけるのに大変役立つだろう。
3.肩や腰にセーターを巻く。
英国製のセーターはプレッピーに欠かせない「重ね着」の要素として重要。肩に掛けたり、腰に巻いたり、日本ではその昔「プロデューサー巻き」と呼ばれたバブルの象徴のような着こなしも、上質なセーターをアクセサリーのように扱うことで、いまでは粋と見える。その場合、着るわけではないのでサイズは関係なし。父や兄のおさがりやサイズの合わないセーターでも色や柄などで気に入ったものがある場合はコレクションしよう。たくさん持ちすぎて困るということはないのだから。
4.ローファーは素足で履く。
プレッピーであるかどうか判断するには、まず足元を見よう。どのようなシューズであっても、季節が夏であっても冬であっても、プレッピーであるならば、靴下を履いてはいけない。特にペニーローファーを履くときは尚更、素足が好ましいだろう。スポーツをする場所や社交場においては靴下を履くことがしばしばあるが、ソックスを省くことによって、魅力的な海辺の着こなしを一年中楽しめるのだ。ファッションを楽しむということは、時として足の痛みすら忘れてしまうほど。
5.ポロシャツの上にBDシャツを重ね着する。
重ね着をすることはプレッピーの最重要事項だ。ポロシャツの上にオックスフォードのBDシャツを合わせることはセオリーからの脱却を意味する。もちろんポロシャツの襟は重力にさからって立てなければばならない。重ね着は着たり脱いだりをするだけで、ヨットクラブから会議室まで、会社のデスクからデートまで応用することができる。いついかなる時でも様々なシチュエーションに対応できるのがプレッピーなのだ。
6.袖はラフに捲り上げる。
あなたがプレッピーであるならば、シャツは長袖を捲りあげて着るべきだ。親に何を言われようと、プレッピーにおいて半袖のドレスシャツはありえない。ジャケットを着るのであれば尚更。またジャケットを着ないスポーツウエアにおいてもその方がはるかによい。ローイングやテニスで鍛え上げられた、その腕っぷしは最上のアクセサリー。存分に見せつければいい。
Photo/Ryota Yukitake Text/Kazuki Ueda
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