コレクタブルではなく、あくまでワードローブの必需品として特定のモデルを集めては履きつぶす。これまでもこれからも、人生をともに歩んでいくと心に決めたマイ・ベスト・スニーカー。「トゥモローランド」バイヤーの川辺圭一郎さんが販売員、プレス、バイヤーを経て選んだ常備靴とは。

常備スニーカーQ&A
Q1.このスニーカーとの出会い
15年前に古着店にて
Q2.現在のストック数
2足
Q3.その他の主な所有スニーカー
コンバースのオールスター
ニューバランスのMR993GL
Q4.革靴とスニーカーの割合
革靴 70% スニーカー 30%
ジャケットとスニーカーがカントリーサイドつながり。

「私が常備しているのは、テーラードジャケットに合わせやすいオーセンティックなスニーカーですね」と川辺さんは語る。
それはジャケットを着ながらも、堅い着こなしにはしたくない時。ラペルに缶バッジを付けたり、インナーにスウェットを差してみるなどで適度なリラクシングムードを漂わせながら、足元にレトロなランニングスニーカーを迎え入れる。
「アウターはガンクラブチェック柄のウールリネンジャケット。この柄は狩猟などの野外活動で着られてきたものなので、アディダスがオフロードを走破するクロスカントリー用に開発したモデルとの相性は悪くないと思っています。ウイングチップやサイドゴアブーツのような革靴に比べたら、かなりハズした合わせにはなりますが、実は文脈を揃えているのです」

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年6月号 Vol.195」)