「日本の着こなしは世界のお手本になっています。」ライアン・ルウェリン・ペイス( マネージングディレクター)
「バブアーは、クラシックでタイムレスでクラスレス(階級を超えた)ブランドです。そして、実用的で機能的な製品は耐久性に優れ、リプルーフを繰り返しながら世代を超えて永く着られるので、サステナビリティの観点でもリーディングブランドとして認知されています。
いま、バブアーはファーマーからロックスターにまで愛され、ライフスタイルブランドとして英国のあらゆる文化に定着しています。これからは本国におけるライフスタイルブランドとしての立ち位置を、より強力に世界各地に拡げていくつもりです。
日本市場には、ワックスジャケット以外で英国において人気が高いカテゴリーも積極的に導入していきますのでご期待ください。私たちは日本のみなさんがより個性的に、より自分らしく、より楽しみながらバブアーを着てくださっていることを誇りに思っています。今後はキルティングジャケット、ニットウエア、シャツ、ポロといったカテゴリーも存分に楽しんでもらえるといいですね。
ロンドンではファッショニスタが自由なスタイルでバブアーを取り入れていますが、日本のみなさんの個性的な着こなしも世界のお手本になっています。どうか、これからもバブアーとともに人生を楽しんでください。そうしていただけることが私たちの本望であり、目指すべき未来です」
「カントリージェントルマンの “控えめなセンス”が大切」イアン・ベルギン(メンズディレクター)
「階級や年齢・性別を問わず様々な人々に愛されるバブアーはイギリスの象徴のひとつだと思います。着こなしもエレガントからカジュアルまで 幅広く、そのどれもが正しいのです。
バブアーが生まれた英国北部には、“sticking to your knitting”ということわざがあります。「こだわりを貫く」という意味が込められており、バブアーが大切にしている企業理念とも重なります。
つまり、常に本質を求めて、原点に立ち返るのを忘れないこと。 とくに日本企業との取り組みには、このようなことが求められていると思いますね。トレンドを追いすぎず、“控えめなセンス”を大切にする。これは英国カントリージェントルマンにも通じる要素です。
私がこれから展開していきたいシリーズのひとつに、「スーパーオーセンティック」というものがあります。アーカイブを完全再現するのではなく、素材にこだわり、よりヘビーデューティな製品を目指しています。これはかなりの自信作で、ちょうど今、試案しているところなんです。早く日本の方にも見ていただきたいですね」
(出典/「2nd 2023年1月号 Vol.190」)
Photo/Shinjyu Hitomi, Kenichiro Higa Text/Kiyoto Kuniryo, Kazuki Ueda
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