かかとにまでウイングチップが伸びる通称「ロングウィング」は、フローシャイムがその原型を作ったとされる。アメリカ靴の代表格として、トラッド好きを歓喜させる革靴のひとつだ。美しい光沢を放つレザーシューズに注目してほしい。ではさっそくおすすめを紹介していこう!

1.フウガシン
往年のグッドイヤーウェルテッド製法で仕立てられた、履き心地と耐久性を兼備したレザーシューズ。レザーもフランスのアノネイ社のカーフ素材を採用しておりクオリティは申し分なく、アフターケアも充実する。4万2900円(ワールド フットウェア ギャラリー 銀座店TEL03-3572-6811)
2.エンツォ ボナフェ
カールフロイデンベルグの最高級かつ最高品質のボックスカーフを採用した4アイレットのウィングチップモデル。職人が丁寧に仕上げるハンドソーン・ウェルテッド製法を採用するなど、一足への手間を惜しまない姿勢が伺える。14万3000円(オリエンタルシューズTEL03-6804-3280)
3.リーガル シューアンドカンパニー
日本を代表するシューメーカーの一足は、足に吸い付くようなフィット感が特徴的なラウンドラストを採用した1足。トラッドな表情を残しつつもスマートな印象を与えるまさに傑作ラストであり、病みつきになる人も多い。4万6200円(リーガル シューアンドカンパニーTEL03-5459-3135)
4.42ND ロイヤル ハイランド ネイビーコレクション
仏アノネイ社製ボックスカーフを使いコスパ良く仕立てられたウィングチップ意匠の一足。美しい光沢を持つキメの細かいレザーが表情豊かに経年変化していく。また独自開発されたラバーソールも好評だ。3万9600円(42ND ロイヤルハイランド 代官山TEL03- 3477-7291)
5.バーウィック
ゆとりのあるワイズと高さのある甲が特徴的な一足は、日本人の足を研究し開発されたラストを採用しており、その履き心地といったら軽快そのもの。ソールにはクッション性に優れるヴィブラムソールを採用しつつ高コスパを実現する。2万9700円(バーウィック 大阪TEL 06-6226-4800)
6.オールデン
アメリカのレザーシューズシーンを代表するブランド、オールデンからは「ロングウィングチップ」をセレクト。ややノーズの長い独特なシルエットが、胸ダーツがなくパッチポケットを備えるアメリカンスタイルのネイビーブレザーと相性抜群だ。17万3800円(ラコタTEL03-3545-3322)
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2022年12月号 Vol.189」)