業界人のこだわり愛用靴とは?「ビームス」ファッションディレクター・尹 勝浩さんの苦手の先にあった愛用4足。

トラッドな服好きたちには、決まって革靴愛の強い人が多い。まるで我が子を愛するかのようにそれぞれの革靴に名前をつけて……、とまではいかないが、所有する靴ひとつひとつにストーリーがあって愛着を持って育てているということには間違いない。ここでは、彼らの膨大なコレクションのなかから、とっておきの4足を厳選。今回は、「ビームス」ファッションディレクター・尹 勝浩さんの愛用靴を拝見!

苦手だったものに目を向けたら、意外な発見に出会えた。

ジャケット/ビームス、ニット/ ジョンスメドレー、パンツ/リーバイス

最近、これまでの守備範囲から逸脱したものが気になっていて、それは革靴選びにも影響しています。トラッドやアイビーには興味がありましたが、僕自身アメリカの名門校出身ではないですしね(笑)。以前であれば革靴は断然革底派でしたが、英国出張時にホテルのロビーで転びそうになって以降はラバー派。

チャーチ|コットンパンツには必ず革靴、がMyルール。この一足はその好例。しかもチャーチは、ロンドン名物のブラックキャブのような存在感と安心感があります

このチャーチはいい例です。購入時はあまり着用するイメージが湧いていなかったものの今ではお気に入り。いざ身につけてみると意外にいいんですよね。嗜好の変化は、そんな発見にどこか期待しているからかもしれません。

【唯一無二な一足】ジョージクレバリービスポーク

ウイングチップにフルブローグといったらダブルソールが普通ですけどこれはシングル。私は足が小さいのでアイレットを4つにしてもらい、さらにグレーでオーダーしました。

【自身が企画した印象深い一足】オールデン

18年前、バイヤー時に自分で企画したもので、当時モデファイドラストのプレーントゥでCウィズは珍しかった。これが実に応用が利いて、冠婚葬祭やカジュアルスタイルにも活躍。

【自分のフェチを現す一足】オールデン

黒のスウェード靴は苦手。ただ“ブルックス”のしかもアバディーンにだけ許されたフォクシングステッチが施されているというだけでグラッときましたが意外によく履くんです。

◆

断然革靴派な皆さんの靴選び、コレクションを拝見すると、次なる一足への欲望がふつふつとわいてくるはず。ぜひ参考に、出会いを求めて街へと出かけてみてがいかがでしょうか?

(出典/「断然革靴派 2nd 2022年4月号増刊」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

Pick Up おすすめ記事

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...