ちょっとした変化でイメージは大きく変わる。

スタイリングは難しく考えず、前髪を上げるか下ろすか、動きを出すか抑えるかだけで変化をつけられます。スタイリング剤は固まらないジェル、ハードワックス、グリースあたりを揃えておくと便利。今回紹介するスタイリング法はどれも10分もかからずに仕上がるナチュラルなもの。気合の入りすぎたヘアは照れ臭いと感じる人でも、気軽にトライできるはず。シーンに合わせてイメージを変えられるように、練習してみましょう。
ステップ1.ドライ法はこの二つを覚えよう!
スタイリングは髪を乾かすときから始まっている! その日のスタイリングイメージによってドライヤーの当て方を変えれば、思い通りにキマる髪に!
動きのあるヘアにしたいなら。
ドライヤーは同じ箇所に当て続けず、常に動かして多方向から当てる。できるだけ生えグセに逆らって。
毛流れが揃わず、バラバラに散ればOK。生えグセに逆らったことで根元が立ち上がり、動きやすくなる。
スリークに仕上げたいなら。
うつむいた状態で、上から毛流れに沿ってドライヤーを当てるのがコツ。下から当てると根元が浮いてしまう。
ハーフドライでコームを入れて、内側まで毛流れを整える。少し湿った状態でスタイリング剤をつける。
ステップ2.スタイリングを成功させるコツ。
どうしても思うようにスタイリングが決まらないというときは、これを試してみよう。意外と見落としがちなちょっとしたコツで、髪が扱いやすくなる!
【その①】全体を濡らしてクセをリセット!
スタイリング前は髪全体を濡らそう。毛先だけ濡らしても寝グセは取れないし、根元がつぶれていると毛先がハネる。
【その②】ドライ前にオイルを付ける!
ドライする前に軽めのオイルを付けるとパサつきを防げる。内側がふくらまないよう根元からなじませよう。
【その③】スタイリング剤は指の間までのばす!
スタイリング剤は指の間までしっかりのばして。こうすると手ぐしを通しながらムラなく均等に塗布できる。
ステップ3.ストレートアイロンにトライ!
メンズは手を加えすぎないスタイリングが王道だが、持っておくと便利なのがストレートアイロン。どうしても形が決まらないときに補助的に使ってみよう。
根元を立ち上げてボリュームを出す。
トップの立ち上がりが欲しいときは、毛束の根元をアイロンで挟み、一度後ろに引いてから手首を返して毛先に丸みをつける。
毛先をハネさせて動きを強調。
無造作な動きをつけたいときは細めに毛束をとり毛先1/3だけ曲げる。方向性を揃えずランダムにするのがコツ。
Photo:Toshimitsu Koda text:Naoko Sakamoto