自分らしく書く初めてに“レイ”という選択
ドイツの筆記具ブランド「シュナイダー」は、確かな品質と機能性を兼ね備えたプロダクトで、教育機関やビジネスシーンで高い信頼を得ている。
“光線” や“日差し” が由来となる「レイ」は、そのシュナイダーが2017 年に発表した万年筆で、現代的でスポーティーな佇まいと、使い心地の良さが魅力の人気モデルだ。ドイツおよび中央ヨーロッパ市場においては、高学年の児童・学生層を主なターゲットとしていて、握りやすいラバーグリップや、インクの乾燥を防ぐインナーキャップなどを搭載。大人の万年筆ビギナーにもおすすめできるほど、基本的な性能は申し分ない。
そして、2025年9月にはトレンドに敏感な若年層の感性に寄り添う新色が登場した。いずれのカラーも、使う人の個性を引き立てて、気分をそっと上げてくれるニューフェイスだ。
万年筆:収納時約142mm・
筆記時約160mm・
胴軸径約13mm・重量約21g・
両用式・スチールペン先F,M,L(左利き用)
※字幅はカラーにより展開が異なる・
税込3,300円
人間工学に基づいて設計されたグリップパーツ。ラバー加工がされていて握りやすく、くぼみに指を沿わせると正しい万年筆の持ち方が身につく。
「レイ」のペン先は、「ベース」と同じ。同社の「ウェイビー」などに比べ、より平らな形状をしており、曲線的なペン先と比べて、柔らかい書き味が得られる。カラーによっては左利き用のペンポイント(中字相当)も用意している。
NEW COLOR
新色は3 色。「スペースブルー」は宇宙空間を想起させる2 種のブルーを組み合わせた深みのあるカラー。「ピスタチオ」はパステル調のグリーンとクリーム色が柔らかく調和し、「チェリーブロッサム」は桜色とレザーブラウンを配したガーリーで遊び心のある配色となっている。
カラー別字幅ラインアップ表
カラー別で字幅のラインアップが異なるため、表でまとめてみた。新色は、左利き用も展開している。さらに「ホワイト/グレー」の左利き用も2020年頃に一部店舗で販売していたが、今回一般販売化が決まった。
【問い合わせ】
ジイテックス
TEL 078-272-1791
(出典/「趣味の文具箱 VOL.75 2025年10月号」)
TEXT /小池昌弘(編集部) PHOTO /荒木優一郎
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