映画に出てくる“あの箱”でご飯を食べてみたかった。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「今月号でアメリカのお菓子作りに挑戦した。っで思った。私にはお菓子作りのセンスがまったくない。何度も失敗し、結局挫折を味わった。これもまた人生(泣)」と語る編集・めぐミルクがお届け!

チャイニーズテイクアウトボックス

昨年の9月か10月、まだ暑い季節、「こうして僕らはオーナーになった」の取材で、岐阜県にあるアメリカ雑貨店「ABCDストア」を訪れた。一歩店内に入ると、アメリカから直輸入した日用品がびっしりと並び、漂う香りまで“アメリカ”だった。インタビューは担当のライターさんが行い、私とカメラマンはブツ撮りや店内撮影に励んでいた。シャンプーやステーショナリー、おもちゃや缶詰の食料品など、見れば見るほど興味深いものを発見し、まるで宝探しをしているかのよう。じっくりと見渡していると昔見た映画のワンシーンに出てくる中華用のテイクアウトボックスを発見した。「え、これ売ってるの?」とテンション爆上がり。自宅での友人との家飲みで出すところを想像するだけでワクワクが止まらない。

初めて映画で観たとき、日本にはないテイクアウトスタイルに「紙の箱に油っぽい中華を入れて大丈夫なの?」と思っていた。現物を見たら納得。PEラミネート加工が施されてるので、水や油のにじみや漏れもなさそうだ。日本のお弁当容器に使われているプラスチック素材よりは環境に優しいしね。次の家飲みのときこそ絶対に使おう。友人たちがどんな反応をするのか、楽しみで仕方ない。

撥水加工をした紙製のテイクアウトボックス。中に入れたい料理はやっぱり中華。特に映画によく登場するのは焼きそばやチャーハンだろう。写真は26oz(770㎖)タイプで10パックで1650円(ABCDストアで購入 https://abcdstores.theshop.jp)。アマゾンでも購入することもでき、サイズは16oz(470㎖)~32oz(950㎖)まであるようだ。

普段は見えない底面にはブランド名の「Fold Pak」のロゴ。同デザインの他ブランド製も存在するが、仕様はほとんど同じようだ。

細い針金ハンドル付きで持ち歩きに便利。このチープな作りもそそられる理由のひとつだ。金属製につき電子レンジは使えないので注意。

中華料理にぴったりなイラストがなんとも雰囲気を醸し出している。ホームパーティのときの持ち帰り用パックにしてもいいかもしれない。

(出典/「Lightning 2025年5月号 Vol.373」)

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めぐミルク
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めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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