マリ共和国からやってきたハンドメイドのラグにひと目惚れ

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「全国各地で花火大会やお祭りが開催されている。屋台や提灯の灯り、日本の夏の色使いって鮮やかだけど切なさも感じる。今年も短い夏に全力投球!」と語るライトニング編集部の若手編集・アオイちゃんがお届け!

バンバラ族が製作したラグ。

マリ共和国・マンデ系バンバラ族によるハンドメイドのラグ。泥染めを施しており、グラデーションの迫力が圧倒的存在感を放っている。アフリカ屋のオーナーは毎年冬になると現地へ赴き、200キロを超える生地やラグ、バッグを買い付けてくるんだそう。1万3900円(アフリカ屋 Tel.090-1819-6171 Instagram@africaya94)

2024年の5月号、ライトニング創刊30周年特大号で、「日本でアメリカを感じられる飲食店。」という企画を行い、荒川区町屋にある「ファントム」という喫茶店を取材した。町屋は下町風情が広がっており、下町好きの私はせっかくなのでと散策してみた。すると、ファントムの並びになんだか怪しげなお店を発見。水色とピンクを使ったポップな手書きの看板、太陽の光だけが店内を照らしており、どこか薄暗い様子。うん、超、気になる! と思い、店内に入ると大胆な柄と鮮やかなカラーのアフリカンバティックやその生地でテーラードしたキュートな洋服がずらっと並んでいて、一瞬で心ときめいちゃったよね!

このラグは下染め、泥染め、デザイン部分の漂白など、すべて自然から摂れるものを使う、自然の恩恵を感じられる逸品だ。アフリカ屋では、多数ある生地の中から好きな生地を選び、自分好みのアイテムをテーラードしてくれる。アフリカの歴史に詳しく、マリの人々と交流しているオーナーのお話も面白い。タイミングがいいと、黒いニワトリが店先や店内を自由に歩いている様が見れるぞ。まさか、日本でアフリカを感じられる店が町屋にあったとは。街を歩くと、思わぬ出会いがあるもんだ。

一面を大胆に使い、ひとつの絵が浮かび上がる。動物や自然と調和しながら共に生活するバンバラ族の日常の一コマが力強く描かれている。奥に描かれた家は泥で作ったバンバラ族の家。ここでは自然の恵みで衣食住を賄っているのだ
マンデ系と総称されるバンバラ族やマリンケ族などに伝わる伝統工芸品、「泥染め布(ボゴランフィニ)」をラグに仕上げている
30センチ幅くらいの布を7枚繋ぎ合わせ、1枚の大きな布へ変身させる。繋ぎ目が表地にガッツリ出ている感じがポイント

(出典/「Lightning 2024年9月号 Vol.365」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

【Highland2000×2nd別注】ヴィンテージのスクールマフラーに着想を得たトラディショナル スクールマフラー登場

  • 2026.01.23

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 昨年に続く、第2弾コラボレーション! 【Highland2000×2nd】トラディショナル スクールマフラー 昨年大...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...

デニム界の異端児・ラングラー、製造期間は約1年のみの“幻の名作”がついに復刻

  • 2025.12.27

ロデオ・ベンをデザイナーに迎えてカジュアルウエアに参入したという歴史やカウボーイカルチャーとの結びつきなど、独自の発展を遂げてきたラングラー。膨大なアーカイブの中から、王道から希少な隠れ名作まで全6型が復刻を果たした。 幻の名作が華麗なる復刻を遂げた。 アメリカ三大デニムブランドのなかでも特異な歴史...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...