廃棄されるはずのデニムたちがスニーカーに生まれ変わった!

  • 2023.07.10

ハンドメイドのスニーカーブランドで知られるスピングルムーヴがアメリカで廃棄させられる予定だったデニムを再利用したデニムスニーカーを作った。エコでファッショナブルな1足は売り切れ続出の人気アイテムだ。

ユーズドデニムから作られる、こだわりのスニーカー。

ウッド調で開放感のある東京・吉祥寺の直営店

広島県府中市を拠点に昔ながらのヴァルカナイズ製法でハンドメイドスニーカーを手掛けるスピングルムーヴ。

素材やデザイン、作りへのこだわりは2002年の創業以来、一貫して継承されており、ヴァルカナイズ製法ではあまり使用しないようなレザーを筆頭にさまざまな素材に積極的に挑み、また靴ごと染める製品染め、各ブランドとのコラボ企画など、ファンを楽しませてくれている。

今回、紹介するデニムスニーカー。1足ずつ個体差のあるインディゴの表情を見せるアッパーは、実はアメリカで廃棄予定だったユーズドデニムを回収し、日本国内で洗浄、分解ののちにパッチワークの生地に蘇らせた生地。そのため、デニムのインディゴも濃かったり、薄かったりと多様な表情を見せてくれているのがこのデニムシリーズの最大の特徴だ。

またパッチワーク生地であるため、裁断面が切りっぱなしになっていること、さらにデニムのほつれを楽しめるようにあえてシューホールのハトメを打たないなど、デザイン性の高い仕上がりとなっている。すでに品薄状態となっていることもあり、デニムファン、スニーカーファン必見のアイテムだ。

店内には新作はもちろん、ゴアテックスを使用したスニーカ ーやビジネス用、さらにはビブラムソールによるカスタムサービスなどフルラインナップが揃っている

素材はアメリカ製デニムのパッチワーク。

SPM-356U

デザインはもちろん、使用するアッパー素材にも力を入れてきたスピングルムーブ。パッチワークデニムを使用したモデルはこの4型のみで今春のリリース直後から、直営店をはじめ、すでに品薄状態が続いているという。2万6400円

SPM-141U

2万3100円

植物由来の繊維であるセルロースナノファイバーをゴムに練り込んだラバーCNFソールを採用。従来のソールに比べ、耐摩耗性を約40%低減させた。

SPM-442U

2万8600円

SPM-211U

2万4200円

同じ生地でサコッシュも製作。

デニムのパッチワークをマテリアルに使用したサコッシュは、バッグブランドで知られるウィルダネスエクスペリエンスとのコラボレーション。

【DATA】
SPINGLE MOVE stage.01 吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-18
TEL0422-27-2424
営業/11:00〜20:00
休み/無休
https://www.spingle.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)

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