裁縫男女の腕を上げてくれるスターディ・レザーアカデミーに体験入学してきたぞ。Vol.2 裁断、ロック縫製編

個人的にも裁縫が趣味である(破れた古着のリペアや、ちょっとしたカスタムがメイン)ライトニング編集部の小池が、裁縫の腕を上げるべく、スターディ・レザーアカデミーに体験入学。実際の職人さんがアドバイスをしてくれるなか、任意の作品(レザーバッグや小物)を製作できるプログラムで、今回はデニムのエプロンをチョイス。

その下準備の第二弾はいよいよレザーパーツの裁断や、ミシンも動かすことに。

レザーパーツの裁断とデニムはロックミシンで下ごしらえ。

エプロンに仕様するレザーは栃木レザーの1.5mm厚。デニムはセルビッジ付きだし、革は栃木レザーと、スターディの製品と同じ素材を使えるのは、趣味程度の裁縫技術しかない小池にとってはぜいたく。これはストラップになるレザーを専用のストラップカッターで裁断する。けっこう力の必要な作業。

取り外しが可能な胸のレザーポケットになるパーツの裁断。革を無駄にしないよう、素材の端を使ってパターンを当て、革用の銀ペンでアウトラインを引く。レザーはご覧のブラウンだけでなく、ブラックもチョイス可能。

革専用の包丁(カッター)を使ってパターン通りにレザーをカット。ハサミを使って裁断したデニムのように簡単にはいかない。小池自身も革包丁は初体験。1.5mm厚の革はそこそこ厚いので、ここもけっこう力を入れなければキレイに裁断できない。

胸ポケットのパーツはそのままだと厚すぎるので革を漉く作業が必要。これには専用の革漉き機を使うが、使用法を間違えると危険な機械のため、ここは先生(職人の中島さん)が手伝ってくれる。こういう作業を実際に見学できることも勉強になる。

裁断したポケットのパーツは縫いしろを折り込むために生地をハンマーで叩いてクセ付け。こうするだけで生地が馴染み、このあとの縫製がしやすくなる。クセ付けをしたポケットのパーツはボディのパーツに仮り置きをする。

エプロンのボディとビブの端は生地が切りっぱなしの状態なので、サイドをロックミシンを使って始末する。ここで今日初めてのミシン作業に。工業用のミシンは馬力もあってスピードも速いので、恐る恐るミシンを動かす。ロックミシンは余計な端の生地を切りながらロック縫製を同時にしていくという優れモノ。

▼実際の作業はこんな感じ

小池が操作したロックミシンの仕上がり。ロック糸の掛かり方が均等ではないのは、ミシンのスピードを均等にキープできなかったから。ロックはできているので品質的には問題ないが、見た目はお世辞にもキレイとは言えず、売り物としてのクオリティにはなっていない(笑)。職人さんたちをただただリスペクトするのであった。

ウエストのストラップはデニムを使うので、裁断したデニムを縫製するために、ハンマーを使ってここもクセ付け。裁断から縫製までの下ごしらえだけでも素人にとってはけっこうな作業量。ここをサボると縫製時の面倒が増えるので手は抜けない。どんなアイテムにも人の手作業って必要なんだなと実感。

左右の身頃、ビブ部分、ストラップ、ポケットとすべてのパーツがそろったところでひと段落。下ごしらえだけで慣れない小池はヘトヘトである(笑)。

ここからは各パーツを縫製してエプロンのカタチにしていく本格的な縫製作業へ。

次回はこのパーツたちが合体し、完成までをお届けする。この時点で調子に乗って中級者編のエプロンをチョイスしたことを若干後悔している小池であった。

【DATA】
Sturdy Luggage Academy

<初回体験コース>
受講料:4000円(2時間)
材料費:1500円
製作物:レザーペンケース

<通常コース>
入会金:4000円
受講料:1レッスン4500円(2時間)+材料費(制作物で変動)
制作物:バッグ、ウォレット、デニムエプロンなど任意で選択可

場所:横浜市港北区新羽町1218-1スターディ工房内
TEL045-900-2211 sturdy@lucent-jp.com

https://www.instagram.com/sturdyluggagesupply/?hl=ja

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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