ダッジ・チャレンジャーを乗り継いで、初めてV8エンジン搭載車に。やはりアメリカ車はV8エンジンだと再確認。

編集部イチのアメリカ車好きであり、自身も数々のアメリカ旧車を乗り継いできた編集部の最古参・ラーメン小池。最近ではLightning、2nd、CLUTCH magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」でも“ライトニングガレージ”という、アメリカ車好き全開の動画連載を開始した。今回は、フォトグラファーにしてユーチューバーであるTSUGUMIさんの「2021年式ダッジ・チャレンジャー」を直撃し、現代のアメリカ車の魅力を探ってみた。

現代車両でも往年のアメリカ車らしさを感じるクルマ。

パンヘッドのチョッパーにも乗るTSUGUMIさんは大のアメリカンカルチャー好き。もともとダッジ・チャレンジャーが憧れのクルマで、このモデルを手に入れたストーリーもおもしろい。

ダッジ・チャレンジャーはクライスラー傘下(現ステランテス)のダッジブランドから1970年にデビューしたポニーカー(フォード・マスタングやシボレー・カマロと並ぶ、コンパクトなボディにスポーティなルックスのモデル)で、現行型は2008年に復活した第三世代モデルになる。

2008年に往年のマッスルカーだった初代チャレンジャーのデザインをオマージュして復活した第三世代のチャレンジャー。クラシカルなルックスを現代的にリファインしている

最初は初めてのアメリカ車ということもあり、排気量の大きさなど、維持費のことが心配で、V6エンジンの2012年式ダッジ・チャレンジャーを手に入れる。それでも約10年所有できたこともあって、せっかくアメリカ車に乗るならV8エンジン搭載車に乗らなければ本当の楽しさはわからないと、同じチャレンジャーの2021年モデルを日本の並行輸入業者を通じて本国にオーダーをしたという。

ただ世の中はコロナ禍のまっただ中。半導体不足や他のパーツ供給も満足にされない状況。アメリカ本国も日本同様の新車不足によって、日本への輸出分がキャンセルされてしまい、現地で売られている新車を購入して日本に輸入したというストーリーもおもしろい。

そんな紆余曲折を経て手に入れたヘミエンジン(V型8気筒5700cc)搭載車は、やはり以前乗っていたV6エンジンとはまったく違うフィーリングだという。まずはその力強さ。やはりアメリカ車は他の国のクルマでは味わえない独特な力強さがV8エンジンにはあって、さらにアメリカンV8ならではの鼓動や排気音が格別。それを知ってしまうと好きな人は離れられなくなるのではないかと語る。

もともとは半球形(ヘミスフィカル)燃焼室を持つ旧クライスラーのハイパフォーマンスエンジンの総称がヘミ。今ではダッジやラム、ジープなどの高出力エンジンの総称として使われている。これは5700ccで375馬力を発生させる

マフラーはノーマルのままでも、運転していて程良くエンジンの音が聞こえてくる設計に、クルマ好きならばグッと来るモノがあるはずだという。現代車両といっても静音ばかりを意識しない作りは、クルマが好きな人にはうれしい部分。

アメリカのクルマは安くないし、排気量も大きいので好きな人でも足踏みしてしまう人は多いけれど、そこを勢いで乗り越えて所有すると、所有しなければわからない満足感や充実感があったという。

まだ手に入れてわずかな時間しか過ごしてないけど、すでにできるだけ長く持ち続けたいと、TSUGUMIさんのチャレンジャー熱は冷めることはなさそうだ。

▼ ダッジ・チャレンジャーのスタイリングはこちらの動画でチェック!

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

全16色! 10年以上のロングセラーを誇る「HEATH」の名作ネルシャツが超人気なワケ

  • 2026.09.30

秋冬のアメカジ服の定番、ネルシャツ。横浜のセレクトショップHEATHが手がけるオリジナルブランドBLUE PORTのネルシャツが10年以上のロングセラーを誇るとのことで、その人気の秘密に迫る。 【理由①】優れたコストパフォーマンス ディテールやシルエットにもこだわった高いクオリティに対して、なんと税...

Pick Up おすすめ記事

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...