「ボタナイズ」代表・横町健さん
『アネアカフェ』と『ボタナイズ』のディレクター。アネケンの愛称で知られ、現在の塊根植物ブームのインフルエンサー的な存在。
1.グリーンライフ入門にオススメ「ユーフォルビア・オベサ」
塊根植物の入門としてもオススメの品種。いろいろな形状が存在するが、まん丸でボテッと太っている個体が特に人気。日光に当てすぎるとヤケドをしてしまうので、あまり強い日差しを当てすぎないようにするのが上手に育てるコツ。4万9500円
2.カルフォルニアの雰囲気を感じる「アガベ・チタノタ」
葉の先端部分の“ノギ”と呼ばれる部分が個性的。キバと呼ぶ人もいる。水をあげすぎると葉が開いてくるので、水やりは適度にして、詰まった状態にして育てる人も。太陽の下が似合う、西海岸のテイストを感じる植物だ。4万9500円
3.ボタナイズで人気ナンバー1「パキポディウム・グラキリス」
ボタナイズが一押しするのが、東アフリカのマダガスカルが原産のグラキリス。写真のようなダブルヘッドと呼ばれるものなど、珍しい形のものも多く取り揃えている。下部分が丸々と太っていて、枝の短いものが人気。17万6000円
4.和名は菊水(キクスイ)「ストロンボカクタス・ディシフォルミス」
多肉サボテンの一種で和名は菊水。こちらは日本で種を蒔いた国内実生の個体。木質化した部分と、少し飛び出たトゲが人気。育て方で気を付けたいのは、こちらも強い直射日光に当てすぎないことだ。2万2000円
5.塊根植物の王様。「オペルクリカリア・パキプス」
ジグザクとした枝ぶりが華やかで、盆栽のように楽しむ人も多い。塊根植物の王様とも呼ばれる品種。枝ぶりや、肌のゴツゴツ具合、そして色など個体差があるので、自分の好みの形を選ぼう。価格19万8000円
6.小さな子供がとってもキュート「ユーフォルビア・バリダ」
トゲのようなものは花が枯れた後の花柄(かへい)。この個体は小さな子供がなんともカワイイ。ひとつの玉のものもあるが、このようにバランスよく小吹くものもある。こちらも強い直射日光の当てすぎに注意。2万3100円
7.ごくまれに咲く花に感動!「パキポディウム・アンボンゲンセ」
水のあげすぎや、太陽に当てる量が少ないと徒長(とちょう)といって縦に長く育ってしまうので注意。少し放置気味のほうがふっくらと育ってくれる。めったに咲かないが、1年に1回くらい白い花が咲く。その時はいたく感動するとか⁉ 2万7500円
スタイリッシュな鉢で育てたい。
個性的な塊根植物を育てるからには鉢(ポッド)にもこだわりたい。ボタナイズではスタイリッシュなポッドを扱っており、単品での購入はもちろん、植物を購入時に移し替えてもらうことも可能だ。
【DATA】
東京都港区白金5-13-6
TEL03-6277-2033
営業/12:00〜19:00
休み/不定休
※植物の価格は個体によって異なります。また鉢込みの値段となります。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning 2021年9月号 Vol.329」)
Text/M.Sasaki 佐々木雅啓 Photo/A.Kuwayama 桑山章 取材協力/ ボタナイズ https://botanize.jp/
関連する記事
-
- 2024.11.19
これぞ珍奇植物というユニークなフォルムがエモい「ユーリキニア・カスタネア・スピラリス」
-
- 2024.11.19
珍奇植物の播種を楽しむ。「オベサ編」