エクステリアをアメリカンスタイルに! “バイナルフェンス”という選択肢。

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原風景として思い描くアメリカンスタイルの住宅。そのイメージにあるのが純白のフェンスだ。その代表的なプロダクツが「バイナルフェンス」と呼ばれるエクステリア。その歴史は旧く、“家より長い耐久性を誇るフェンス” を実現すべく、1950年代にアメリカにて、PVC製素材(合成強化樹脂)を使った高耐久性のフェンスとして誕生した。その最大の特徴は「オーダーメイドが可能」ということ。設置場所に合わせて対応する、「SEALINK」が提供するバイナルフェンスの様々なプロダクツを見てみよう。

1.日差しを和らげる目的で設置されるエクステリア「パティオカバー」

写真の左、ガレージ上にあるのがパティオカバー

アメリカではパティオカバー、国内ではパーゴラとも呼ばれる、住宅の軒先や庭に設置される一種の庇。雨を防ぐというより、日差しを和らげる目的で設置される。頭上が覆われることでその場所に心理的な安心感を生み、くつろぎのスペースとなる。また家の中と外を繋ぐ中間的な空間となり、健康的かつリラックスした生活の場として活用できる。垂木の間隔や厚さをカスタムすることで、好みの日陰をつくることが可能だ。

白にブルーのソファがマッチ。バイオエタノール暖炉を囲んで優雅なひと時が過ごせそうだ
上からみたところ。解放感がある空間に
高台に設置するパティオカバーは手すりとの組み合わせも可能。オ ーダーメイドできるのでバーティカル(壁)の意匠も凝ることがで きる

2.より室内に近い空間が作れるパティオカバーの一つのスタイル「コンフォートシェード」

コンフォードシェードはパティオカバーの一種で、室内に近い場所に設置することで軒先を有効活用できるエクステリアだ。雨が防げるのでソファなど家具類を置いたままにでき、憩いの場所を演出できる。「SEALINK」では2020年より販売開始。米国より輸入した新しい屋根材にバイナル建材を貼り作られる。

カリフォルニアの住宅に設置されたコンフォードシェード。内側にバイナル建材を貼っている。もちろん柱などの骨組みもバイナル建材なので高耐久なの安心

3.住空間の個性を主張し、防犯性を高める「ゲート」

ファサードの印象を左右するゲート。バイナルフェンスなら様々なデザインでオーダーメイドができる。人だけが出入りできるシングルゲートは幅1.5mまで、それを2つ組み合わせてダブルゲートにすれば開口部分は幅3mまで広がるので、容易にクルマを通すことができる。それ以上の幅を考えるなら、スライドゲートを選択したい。ゲート金具もすべて高耐久なアメリカ製を使用し、ブロックなど重たい壁素材と組み合わせても、バイナル製ゲートは映える。

クルマ用のダブルゲートと通用口のシングルゲートを組み合わせた施工例。フェンスと同じデザインを採用することで、ゲート周りの統一感を持たせた
鹿などの動物が別荘の敷地内に侵入しない対策のため設置された、人とクルマ兼用のダブルゲート。ハニーメープルと呼ばれるウッドカラーを採用
所有する2台のクルマを収納するため、ダブルゲートを2つ併設している。ちなみに後ろにあるカーポートもバイナルフェンス製となっている
通用口としてのダブルゲート。プライバシーをしっかり確保しや縦桟が互いに噛み合うゲートに、ラチス格子の装飾をデザインしている

4.家をしっかりと囲い、敷地境界を明確にする「フェンス」

ナローアタッチドスカラップドと呼ばれる形状。レール(横桟)にピケット(縦桟)が貼り付くデザインで、文字通りピケットの隙間が2.5㎝と狭い。高さがないので高台に向く

庭付きの住宅に欠かせないエクステリアがフェンス。こちらは高さが約1.3mまでのフェンス(柵)で、「SEALINK」では10種類以上の基本デザインに加え、設置場所に合わせたカスタムやフルオーダーが可能。カスタムでは基本デザインとしてラインナップされるフェンスの高さや隙間などを自由に変えられ、柱頭の飾りなども選べるので用途や好みに合わせてデザイン可能。土やコンクリートの地面に加え、ブロックやデッキの上、テラスにも設置できる。

クラシカルな木製フェンスを彷彿させるアタッチドフェンス。レールにピケットが貼り付くため裏表の見た目が異なる
アタッチドストレートと呼ばれるピケットの長さが均一な形状。プライバシーフェンスに繋がる、こだわりのカスタム
東武動物公園に設置された馬場柵用のランチレール(3レールズ)と呼ばれる、カントリースタイルが特徴のフェンス
ハウスレールと呼ばれるシンプルな形状のフェンス。設置すれば隣地境界を明確にできる。レールの本数は増減可能だ

5.玄関前の設置される、外と中を繋ぐ中間的空間「カバードポーチ」

ポーチ(玄関前)の庇を伸ばし、フェンスで囲まれた空間をカバードポーチと呼ぶ。近年、アメリカンスタイルの住宅で人気の外構デザインだ。建築柱もバイナル素材でカバーすることができるので、フェンスとのつながりもよく、一体感をもたせることが可能。

ポーチクローズドのフェンスに柱カバーを組み合わせた施工例。カバードポーチを設置することで、暮らしの空間が増えるので人気だ

6.ガーデニングに特化したカスタムフェンス「ガーデンフェンス」

植栽など庭いじりを趣味とする人に活用してもらいたいガーデンフェンス。これはカスタムフェンスの一種で、ガーデニングに特化させたデザイン。バラなどの蔓系植物を絡ませたり、草木の背景や、花壇や鉢棚、ベンチなどの機能も持たせたりできる。

通常のホワイトとハニーメープルの2色展開。鉢棚を加えてアレンジしたり、コーナー部分のフェンスデザインなどカスタムが可能だ

7.しっかりとプライバシーを確保できる大型のフェンス「プライベートフェンス」

セミプライバーと呼ばれる形状。2.5㎝の隙間があるので圧迫感が少なく、風通しもよいので狭い庭でも無理なくプライバシーを確保可能できる。縦桟に厚みがあり、斜めからは隙間が見えない構造だ

高さ1.8m前後のフェンス(塀)。日本ではあまり馴染みがないプロダクツだが、アメリカではバックヤード(裏庭)などを囲むため、一般的に使われている。道路や隣地からの視線をしっかりとシャットアウトすることで、初めてデッキやパティオカバーなどの中間的な空間を活用できる。基本的なデザインは10種類以上あり、カスタムやフルオーダーに対応している。

ルーバーフェンスwithラチスという形状。斜めの横桟が通気性を確保し、高いプライバシー性を誇る。ガーデニングの庭で人気だ
ソリッドプライバシーwithクローズドという形状。ハニーメープルの色合いは庭の草木の背景として高い親和性を誇っている

8.メインテナンスフリーなので、アウトドアリビングに最適な「デッキ」

バイナルフェンス製のデッキは木製と違い、腐らず塗装の必要がないので、メインテナンスフリーで長く楽しめるプロダクツである。もちろん高耐久性のPVC素材なのでウッドデッキのようなささくれもなく安心だ。デッキは建物の形状に合わせて加工ができるため、一階のリビングや二階の寝室に隣接するような形で設置するのはもちろん、庭に独立させるようなオープンデッキなども可能なので、アウトドアリビングとしての使い方も楽しめる。暮らしをより豊かにしてくれるエクステリアに注目したい。

ホワイトだけではない! 「ハニーメープル色」もおすすめ!

ホワイトはマリンリゾートのようなイメージを持つが、設置場所によっては馴染みにくいことも。バイナルではハニーメープルと呼ばれる色も展開しており、植栽に凝った庭などにマッチする。また日差しが強いエリアではホワイトよりも好まれる。好みや場所に合わせて選択できるので安心だ。

家作りを考えた時に、インテリアと合わせて家の顔とも言えるエクステイリアもまたこだわりたい部分。せっかくならアメリカンスタイルのバイナルフェンスで、趣味の時間や家族との時間をもっと充実したものにしてみてはいかがだろうか。可能性は無限大だ。

【問い合わせ先】
シー・リンク
TEL03-3476-3027
http://sealink.jp

(出典/「別冊Lightning Vol.226 HOUSING PARTS & EQUIPMENT」)

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