直火禁止時代のマストアイテム「焚き火台」。
キャンプだけでなく、天災の多いに日本において、災害時もその場にあるもので火を起こして暖を取り、料理をすることができるかどうかは、文字通り生死を左右する可能性が高い。直接火に触れる必要性の低い都会の日常生活では、火おこしの技能なんてまったく必要はないが、いざという時のために火は起こせるようになっておきたいもの。
とはいえ、今どきはキャンプ場でさえ直火(地面で直接焚き火をすること)禁止の場所が多い。焚き火の技能を身に付け、夜の闇にゆらめく炎を満喫するには、まず焚き火台が必要だ。
特殊耐熱クロスを用いた折り畳み焚き火台「MONORAL Wire Flame ワイヤーフレーム」
焚き火台にもいろいろな種類があるが、このタイプは特殊耐熱のクロスと、金属製のフレームとワイヤーで構成されたもの。折り畳めるかどうか、丈夫さ、価格、上に鍋などを載せての調理がしやすいか……などが選択のポイントになる。こちらはそのすべてを兼ね備えており、アウトドアヘビーユーザーからライトユーザーまで広く愛されている。
万が一で活躍するはず! 火越し用のスターター「ファイヤースチールスカウト2.0 Amy」
災害に備えるという意味では、マッチやライターがなくても火が点けられるような技能も必要だ。よく言うように木片を擦り付けて摩擦熱で火を起こすのもいいが、実はあれはなかなか大変。火越し用のスターターを持ち歩いていれば、手間は大幅に削減され、着火も確実だ。
こちらが「ライトマイファイヤー」から出ているファイヤースチールスカウト2.0Amy。いわゆる火打ち石のような原理の商品で、アウトドア用品店に売っている。マッチやライターがなくても火をつけることができる。入手して、バッグにしのばせておけば万一の時にも安心だろう。Amazonなどでも購入可能だ。
地球温暖化や火事対策のことを考えると、一般のご家庭などではキャンプ場にでも行かないと焚き火をしにくいのが現実だが、万一の時に備え、また家族でキャンプに行ったときに父の威厳を保つためにも、また理由なく、ただ炎を見ていたいだけにしろ、焚き火を着実にスタートできるように腕は磨いておきたい。
関連する記事
-
- 2024.06.30
サイドカー付きバイクでキャンプを楽しむ上級者
-
- 2023.11.27
ラグジュアリーテントの最高峰[MOSS TENTS]より限定ブランケット発売
-
- 2023.11.26
柔らかい灯りでサイトの雰囲気を盛り上げる、コールマンのランタンの価値は?
-
- 2023.10.27
鉄の端材で作ったソロキャンプ用の焚き火台。